石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

氷の消えたモエレ沼で大型の鯉か草魚を食べるオジロワシ

3月28日以来ですから9日振りにモエレ沼の様子を見てきました。氷の消えた沼は、魚が分散し、狩場が全域に拡散するのでしょうか。それとも、やはり養分を多く含む水が注ぐ水門付近に小魚が集まり、それを狙って雷魚が集まるため、ワシの狩場は冬と同じなのでしょうか。

駐車場から、沼の様子を観察しながらゆっくり歩いて、冬の狩場を一望する橋にさしかかったとき、あたりが急に騒がしくなりました。水鳥が編隊を組んで飛び回り、それを追うように、2、3羽のオジロワシが沼に沿って、上へ下へと飛行しています。尾の白い成鳥が飛び去った後、堤防の斜面に2羽の若鳥が残り、その周りをカラスが取り囲んでいます。

念のため、三脚にカメラをセットし、モニターを見て驚きました。ワシの足元に、大きな魚が横たわっているのです。雷魚だと思いました。ただ、何となく、いつもの食べ方と違うな、と感じました。人が大きな魚を食べるように、上の半身を先に食べているように見えたからです。

家に戻り、テレビのモニターで見て理由が分かりました。動画の最初で、ワシが大威張りで見せてくれた魚は、雷魚ではなく、大型の鯉科の魚でした。鯉か、ソウギョかも知れません。恐らく、中骨が、雷魚より硬くて丈夫なためか、あるいは、身離れがよいためか、片側だけ先に食べているように見えるのでしょう。

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いずれにしても、幸先よく、春の狩場が分かり、幸運でした。