石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

沖縄の春はイソヒヨドリ

 観光客で賑わう沖縄をバスで一周しました。沖縄は、近隣諸国との関係が平穏でも、また、緊張しても発展しうる、地政学的に重要な土地であり、そして、シンガポールのようになることも夢ではない、素晴らしい魅力をもっている、と感じました。

今回は野鳥を見るツアーではありませんでしたが、バスは、ほとんど海岸線を走り、川をいくつも渡ったのに、海鳥も水鳥もまったく見られませんでした。驚いたことに、漁港にカモメの姿はなく、カラスさえ、ほとんど見かけませんでした。沖縄に海鳥の影なし、ということです。

魚がいないのかと海を覗くと、海岸にはイワシの仲間の大きな群れが集まっていました。アオサやモズクを養殖する、サンゴ礁の浅い海は、海鳥の糞や羽毛で汚染される心配がまったくありません。

野鳥の分野で唯一の収穫は、数年前、礼文島で一度見たきりのイソヒヨドリと、普通のヒヨドリやスズメよりも頻繁に出会えたことです。それがこの動画です。

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翼を開いて鳴く様子と、沖縄石灰岩の岩の上で、羽根を繕う様子が可愛いです。二つの動画は、実は、同じ個体で、縄張り宣言をしているのか、焦点距離を合わせるカメラの赤外線?を何度浴びても、逃げようとしませんでした。