石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

雄のオジロワシが手ぶらで巣に戻った件

札幌で開花宣言の出た暖かい日中、青葉が繁る前の防風林で、抱卵中の雌のオジロワシは口を開けて、強い直射日光に耐えています。抱卵期間も、すでに1か月を超えたでしょう。

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抱卵中のオジロワシに張り付いているカラスの動きが急に活発になった、と思ったら雄のオジロワシが戻っていました。私も、このときを待っていたのです。抱卵中の雌に餌を運ぶ姿を撮影するためです。しかし、雄は巣から50メートルほど離れた木に止まった切り、巣に近づく気配を見せません。

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雄は手ぶらでした。羽繕いをするだけで、餌はおろか、喉の渇いた雌と抱卵を交代する素振りさえ見せません。抱卵がひと月継続しているということは、雌雄の役割分担はうまく行っているのでしょうが、一度でも、頼りになる雄の姿を見せてほしいものです。