石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

タカのような鳴き声の正体

気温は低いが快晴の朝、昨日同様、食事の前に家を出て、防風林に行ってきました。昔、テルメと呼ばれたホテルの上に、恵庭岳の針山のように尖った山頂が載り、そこから手稲山をこえて積丹まで続く連山の残雪が、まぶしい朝日を照り返しています。

今朝は、3時間待っても、雄のオジロワシは戻りませんでした。その代わり、石狩のオオタカと二度目の遭遇を果たしました。車の中で待機していた私に向かって低く飛んできたオオタカは、目の前を通過して林の中に消えました。

もう一つの収穫は、昨年からずーっと気になっていた鳴き声の正体が分かったことです。防風林にワシを見に来ると、きまってこの鳴き声が聞こえますが、いくら探しても鳥は見えません。鳴き声は、小型のタカに似ていますが、ほんの少し聴きやすくしたような感じです。

帰宅して、昨年と同じことを再度こころみました。ネットで、「タカとまぎらわしい鳴き方をする鳥は?」と検索したのです。サントリーが開設している「日本の鳥百科」、鳴き声で探してみよう、というサイトがヒットしました。昨年もこれがヒットしたかどうか、記憶にありません。

実は、検索をする前から、これではないか、という心当たりはありました。林の中では、極めて見つけにくい地味な鳥です。「日本の鳥百科」で、その鳥を見つけ、鳴き声を聞いたとき、予想は、みごと的中していました。

鳴き声の正体は、アリスイだったのです。