石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

包丁に切っ先は必要だろうか

日本社会では、拳銃も自動小銃も禁止されているので、アメリカのような、異常者やテロリストによる無差別大量殺人事件は起こらない、と考えられてきました。しかし、今回の事件で明らかになったように、誰でも自由に入手できる包丁で、大量殺人が可能なのです。

柳刃包丁や刺身包丁に、強い殺傷能力をもつ、鋭い切っ先は必要でしょうか。大きな刀のような包丁で、マグロを解体する様子を見たことがありますが、使われるのは刀身の刃で、切っ先が使われているのを見たことがありません。日本料理で、包丁を突き刺して使うのは、非日常的です。

人に致命傷を与えるのは、切り傷ではなく、むしろ刺し傷です。忠臣蔵浅野内匠頭も、吉良上野介に、斬り付けるのではなく、脇差で刺していれば、無念を残すことはなかった、といわれています。

一般人が自由に買える包丁に、強い殺傷能力をもつ、切っ先が付いているのは、銃を自由に買えることと、ほとんど差がありません。