ニューズウィークのオンライン版のトップ記事に、北海道のソール・フードの名称に深く傷ついているという、モンゴル出身者の投稿が掲載されています。
確かに、西洋の女性用下着に「きもの」という名称を付けるのは、日本のふんどしに「タキシード」という名称を付けるのと同じくらい、異様です。
しかし、海外で、寿司や天ざるが、「ジンム」とか「ヒミコ」と呼ばれ、親しまれているとしたら、侮辱的だと思うでしょうか。羊肉の料理を「ジンギスカン」と呼ぶとき、北海道民は世界を征服した、勇ましい騎馬民族の英雄を、尊敬と親しみをこめて、思い描いているのです。
しかし、たとえ発言者に侮辱する意図がないとしても、相手がセクハラと感じるなら改める、というのが世の中の流れです。その昔、ジンギスカンと呼ばれ親しまれていた料理が、マトン焼き、ラム焼きと改められ、忘れ去られても、両国の友好のためには、致し方ありません。
