アマゾン・プライムの映画案内を見ていて、ふと気になった「ロング・トレイル」をすぐに視聴しました。
予感は的中し、ロング・トレイルとは、アパラチアン・トレイルのことでした。期待はいやが上にも高まります。
しかし、その期待は、ものの見事に裏切られました。
しわだらけのロバート・レッドフォードを見て、幻滅したのではありません。幾多の映画に出演し、映画監督も経験した80歳のロバート・レッドフォードなら、アパラチアン・トレイルを、素晴らしい映画に仕上げてくれるだろう、とむしろ期待したくらいです。
Wikipediaに、この映画に関する記事がありました。「ロング・トレイル」は、小説ではなく、ノンフィクションを土台にしているようです。
しかし、なんとお粗末な仕上がりでしょう。「ロング・トレイル」には、精神的な深みがまるで感じられません。老人の軽いおしゃべりで終始しています。
矢張り、老人には深い革新的な作品は無理なのか、とあきらめが芽生えました。
今は、クリント・イーストウッドに最後の望みを託そう、と思い直した次第です。