今日は、ワシもタカも収穫のない半日でしたが、帰宅してつけたテレビで、久しぶりに「アメリカン・グラフィティ」を見ることができ、とてもよい1日となりました。
何度見てもいい映画です。ベトナム戦争前の平和でバブリーな時代を背景に、伝説のDJウルフマン・ジャックが流す5, 60年代の懐かしい音楽に乗せて、まるで天国のような高校生の生態が描かれています。
羽の生えたフォードのTバードも、今から見ると、これ程ぜいたくで美しい車はなく、こんな車は、もう二度と産まれないでしょう。
70年代、80年代のアメリカ映画を見るとき、エアサスの大きな車と、ピカピカじゃない、やや薄汚れした街のようすを見るだけで、私はうっとりしてしまいます。
この映画の山場、ハリソン・フォードと誰それのチキンレースを見て、ジェームス・ディーンの「理由なき反抗」と、ごっちゃ混ぜになっていたことに気付きました。
私はこれまで、「アメリカン・グラフィティ」の主人公の成長した姿が「卒業」と考えていましたが、「アメリカン・グラフィティ」の制作は1973年で、1967年制作の「卒業」より6年も後でした。どちらにしても、わが青春真っただ中の、懐かしい映画です。