札幌郊外の丘陵地帯では、まだ桜が咲いていました。一方、人家が建て込み、交通の激しい札幌新道沿いでは、すでにライラックが開花しています。
この時期の寒さを、札幌人はリラ冷えと言いますが、今日もそうかもしれません。夕方、二十日大根の水撒きをするのに、真冬と同じような防寒着を着て外に出ました。
実際の気温を確認すると、日中の最高気温は12~13℃、夕方でも10℃近くあり、真冬の気温とは大違いです。でも、札幌人は、この時期、とても寒く感じるのです。
札幌人にとって、暖房の切られる5月と、暖房が始まる前の10月下旬が、1年中で最も寒い季節です。夏と暖房の利いた冬は、同じように暖かいからです。
リラ冷えとは、暖房の切れた5月に、まだストーブが赤々と燃えていた4月の気温が戻って来ることを言うようです。