石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ハゼを釣る人、雑魚を狙うワシ

大潮のせいなのか、日曜日で、ハゼを釣る人が多かったためか、オジロワシは狩りに身が入りません。

オジロワシオオワシも、省エネのため、易きに付く、猛禽類です。

餌をくれる漁師がいれば、それをもらい、仲間が狩りに成功すれば、これを奪い、死肉があれば、躊躇なくいただきます。

釣り人の多い時は、気もそぞろ、王者の誇りを捨て、雑魚のおこぼれを狙います。

ハゼ釣り名人のおじさんが、そろそろ店じまいをするため、死んだ雑魚(大部分はウグイでしょう)を海に蹴落とした時、カモメが真っ先に飛んできて、嘴でくわえて飛び上がりました。

その時、遠くで見ていた、ペアの雄が低空飛行で飛んできて、カモメの1羽からウグイを奪ったようです。

カラスには、大きなウグイは運べません。食べるにも、長い時間かかります。

カラスが雄のオジロワシを追いかけたのは、自分たちが食べていた魚を奪われたからではありません。

ふだん人間を恐れ、人間に近づかない、しかも、自分で狩りのできるオジロワシを、釣り人の雑魚から、できるだけ遠ざけて置きたかっただけです。

賢いカラスを擬人化し過ぎているかも知れませんが。

オジロワシのあさましい姿にガッカリし、気高いチュウヒを見て、気を取り直して戻ったとき、雌のオジロワシが嘴研ぎをしています。

何か食べた証拠です。雑魚でなければいいのですが。

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