昨日、Youtubeが、日本人による素晴らしく綺麗な映像を推薦してくれました。
「空屋根FILMS」というサイトの、「とくだひでじ」さんの映像です。
自己紹介を読むと、
フリーランスワイルドライフビデオグラファー。信州在住のアラフィフ。 メイン機材は BMPCC 4K + EF 600 f4 II。
40後半に突如として野鳥や野生動物の撮影に目覚め、この道を極めたいと一念発起。映像と無関係の業種を50目前にして脱サラし、以来、徘徊と撮影と編集に明け暮れる。
とあります。
最初に見た映像がこれです。
その美しさに驚き、圧倒されました。
そして、使用機材、BMPCC 4K + EF 600 f4 II、をネットで調べ、成る程と納得しました。64と呼ばれる望遠レンズについては知っていましたが、BMPCC 4Kという映画も撮影できる小型のビデオカメラについては全く知りませんでした。もちろん機材だけで撮れる映像ではありません。
では、この道を私も目指すのか、といわれると、必ずしもそうではありません。
できれば綺麗な映像を撮りたい、のは山々ですが、映像の美しさは、私の目標ではありません。私の目標は、実は発見、できれば新発見です。
猛禽類の子育てを中心とした厳しい生活のなかに、何か、自分にとっての発見と、可能なら、これまで知られていない、新発見が記録できれば、と考えています。
室蘭にタカの渡りを見に行き、そこで出会ったある研究者の「論文の写真は、写ってさえいればいいんだ」と言ったことばが、今でも印象に残っています。
もちろん、CELL や Nature の表紙を飾る写真は最高に美しい科学写真ですが、表紙を目標にしている研究者は、おそらく例外的な存在だろうと思います。