石狩のワシ派、タカ派

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2050カーボン・ゼロは原発を増設しても難しいのに

今朝の日経CNBCテレビに出演した、フィナンシャル・タイムズ東京支局長の話しで印象に残ったことです。

内容は、支局長自身が3月11日に書いた記事で、福島の原発事故が、幽霊のように現れて、2050年までにCO2排出をゼロとする、日本政府の目標達成を危うくしている、というものです。

イギリスでは原発を増設し、海洋風力発電を強力に推進しているのに、2050年カーボン・ゼロは難しいと考えられています。

これに対し、日本では3.11以降、ほとんどの原発が止まり、原発増設もストップしています。風力発電に適した場所も限られ、しかも、保証金を狙う漁民等の反対で遅々として進みません。

実現しそうもない目標をどのように達成するつもりか、下らないスキャンダルばかり追う、日本のマスコミはほとんど無関心です。

しかし、原発の必要性に対する理解は、水面下で、徐々に広がっている、と支局長は見ています。

私も全く同感です。