雄が失踪(恐らく死んだ)したラトビアのオジロワシの巣で、今も、雌単独の抱卵が継続しています。
この状態となったのは3月27日からで、それ以降、雌はほとんど不眠不休の状態で抱卵し、侵入者と戦っています。
ただし、餌を食べるためか、5時間以上、巣を離れたことがあるので、卵が生きているか、胚が成長しているかは不明です。
そのラトビアの巣が、いま世界の注目を浴びています。
何と、継父が抱卵しそうなのです。
自然界で、このような現象を観察することは不可能であり、カメラを設置した巣だからこそできる、世紀の大発見が観察されるかも知れません。
交わされている議論の中に、Mr, Chirp が、雌の親類、端的には、成人した息子ではないかという意見があります。
その場合は、継父ではなくヘルパーということになります。
実は、昨年の防風林で、私は、これに近い想定をしていました。
GFは、雌の成人した娘で、ヘルパーの役目を果たすかもしれない、という想定です。
しかし、GFは抱卵せず、あろうことか、孵化した雛を食べてしまいました。
雛を育てるには、長く、つらい抱卵を経験する必要があるのです。