「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったのはビスマルクだそうです。
テレビのニュースやワイドショウで大々的に取り上げられるのを見て、凶悪な殺人事件が昔より増えていると感じるのは大間違いで、犯罪統計を見ると、凶悪事件の数は日本が豊かになるとともに大幅に減少しています。
同様に、災害のたびにテレビのニュースやワイドショウで連日報道されるため、台風やハリケーンが、温暖化によって激甚化していると勘違いしてしまいますが、データーを見ると、温暖化が始まったばかりの1950年代や60年代の方が、台風は強力で数も多かったようです。
図から一目瞭然、1945年以来、もっともハリケーン等の上陸が頻繁だったのは、1950年代と60年代だ。このころは、日本にも第2室戸台風(1961年)や伊勢湾台風(1959年)などの恐ろしい台風がやってきていた。