石狩のワシ派、タカ派

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安倍元総理:天命をもった稀有な政治家

産経新聞のオンライン版に、

「天職」持った稀有な政治家

という見出しの有料記事があります。実際の表題は、以下の通りです。

安倍氏抜きに語れない日本政治 阿比留瑠比

https://www.sankei.com/article/20220708-6DDWNYMCZBOKVGOS577WF7DBNI/

安倍元総理を思い返すとき、「天職」、「天命」を持った稀有な政治家、という表現は、私の印象とピッタリ合致します。

日本の国会に、2世議員、3世議員が矢鱈に多いとマスコミは批判しますが、私は、それを必ずしも否定しません。

偉大な政治家は一朝一夕には生まれません。

源頼朝も、織田信長も、徳川家康も、日本の偉大な政治家は、皆、政治家の家系に産まれ、それぞれの「天命」を、幼少期から意識しながら成長しています。

政治という特殊な世界は、歌舞伎の世界と似ているのかも知れません。

 もちろん、政治家の家系に生まれたからといって、誰でもすぐれた政治家になれるわけではありません。

「天命」をもつべく教育されたなかで、魅力と才能を兼ね備えた、稀有な存在だけが、偉大な政治家として開花するのです。

安倍総理の時代、地球上に、安倍総理より輝いていた政治家はいませんでした。

それは、「羅生門」や「椿三十郎」の時代に、三船敏郎より輝いていたスターが、ハリウッドを探してもいなかったのと同じことです。

安倍元総理という巨星が消えた今、政界を見渡しても、私の曇った眼には、明るい星はひとつも見えません。