石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

猛禽類の当たり日

ここしばらく、石狩河口でも茨戸川でも空振りが続いていましたが、10月15日の土曜日は猛禽類の当たり日でした。

久し振りに面白い映像が盛りだくさんに撮れたので、撮影場所にもとづき、(前編)釣り桟橋編と(後編)チュウヒの観察地点編に分けました。

まず、釣り桟橋編の内容を箇条書きします。

1.2019年の1月以来、石狩河口で撮り続けている、綺麗な雌ワシに再会しました。

2.渡りのため南下するチュウヒ2羽とミサゴに会えました。

3.石狩河口の汽水域に生息する巨大な鯉を、若い外国人が釣る場面に遭遇しました。

4.芦原の陰に飛び込んだ、オジロワシと2羽のチュウヒが、何か食べている様子です。

5.スロー再生で、チュウヒに突進する小型のタカ(ツミかオオタカか)を見ました。

最後に、鯉を持って行かないか、と声をかけられましたが、丁重に辞退しました。

https://www.youtube.com/watch?v=fsLoiNHrCMM

後編では、オジロワシとチュウヒが飛び込んだ、芦原の陰の様子を見ようと、釣り桟橋から直線距離で1キロ超上流にある、チュウヒの観察地点にやって来ました。

残念ながら、芦原の陰には何も見えませんでしたが、チュウヒの縄張りをオジロワシが飛び、芦原に立つ一番大きな木にとまりました。

枝葉が邪魔をして姿は見にくいものの、釣り桟橋の美ワシとは明らかに別のワシです。

丹念に探しても、チュウヒは見えませんでしたが、ミサゴが飛びました。

気が付くと、700m下流の流木に、オジロワシがもう1羽とまっています。

これは、やや濃いチョコレート色の体色から見て、釣り桟橋にいた美ワシではないかと思われます。眼つきの鋭い雌ワシです。

一方、大きな木にとまっているワシも、堂々とした雌ワシで、顔つきや眼つきの鋭さは、姉妹のようにそっくりで、とても区別ができません。

両者の体色は違いますが、オジロワシの体色は、太陽光の加減で、見え方が大きく変化します。

気が付くと、2羽のオジロワシの中間にある流木に、先ほどのミサゴがとまって休んでいました。

https://www.youtube.com/watch?v=w1pmd5mEbNI&t=15s