日本の縄文時代が、弥生時代とくらべて、なぜ戦争が少なかったのか、私も長いあいだ疑問に思っていました。
日本列島に最初に定住した人々は、シナイ半島や中国大陸の人々と違って、争いを避けるDNAをもっていた?
この疑問を、反再生エネルギー学者である杉山大志氏が、いとも簡単に解決してくれました。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72735
縄文時代は豊かで平和だったというのは本当か?「ユートピア」説に抱く疑問
なぜ「マルサスの罠」を回避できたのか、日本の考古学は科学的に考えるべし
2022.11.17(木)杉山 大志
日本の縄文時代は、狩猟採集民が、獲物を求めて広大なジャングルや砂漠を自由に漂流していたわけではありません。
稲作はしていなかったものの、定住して、保存可能な栗などを栽培し、貝や鮭などの海産物を採取して生活していました。
定住が始まれば、人口増加や食料不足の問題を解決するために、近隣の部落との戦争は避けられません。
「縄文時代には豊かな自然の恵みの下、人々は平和に暮らしました」というのは嘘で、「縄文時代は、あまりにも貧しくて人口は増えず、人々は戦争を起こす余力もありませんでした」ということではなかろうか。
人口が増えなければ、戦争は起こりません。私の疑問は、氷解しました。