10日間、石狩河口でも茨戸川でも、ワシとの出会いがありませんでした。
ワールドカップでドイツに勝つという大金星を挙げた日の昼過ぎ、防風林の巣を見まわった後、茨戸川に着くと、尾の白い成鳥が飛び回っています。
あわてて手持ちで撮影開始です。
木にとまったので、ドアマウントにカメラをセットして撮影しますが、既に逆光だった上に、正面の雲から晩秋の低い太陽が顔を出し、ここ最近になくひどい逆光となりました。
この悪条件下、オジロワシが低く飛び立ちますが、まったく追えません。
ワシが視界から消えて10秒たったでしょうか、嬉しいことに、消えた方角から、ワシが、矢張り水面すれすれに飛んで戻り、いつもの木にとまりました。
カメラを通して見ると、足元に白い獲物が見えます。
しかし、逆光のため獲物が何かよくわかりません。
逆光を避けるため、思い切って撮影場所を移動することにしました。
車で移動し、三脚にカメラをセットして、撮影地点まで歩き、ワシを探し出して撮影を再開するまで12分かかりました。
このワシは、最近見ているワシの中ではカラスに過敏に反応する方だと思います。
ことによると、防風林の雌かも知れません。