石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

地獄を経験したラトビアのオジロワシ

札幌近郊では、石狩の防風林、モエレ沼ともオジロワシの抱卵はまだ始まっていません。

一方、順調に抱卵が始まったラトビアオジロワシですが、昨日、5日振りに大きな鮭科の魚が巣に運ばれ、雌雄とも、久し振りに素嚢が膨れました。

https://www.youtube.com/watch?v=BSNBgxJJWrw

そんなラトビアの子育てですが、これまで毎年のように地獄を経験してきました。

箇条書きにすると、

1.昨年の2022年、今年と同じペアが2個の卵を抱卵しますが、侵入してきた足輪をつけた雌ワシによって、卵を2個とも食べられてしまいます。雄親には、大きな雌の侵略者を追い払う力がありません。

https://youtu.be/dV11qKtzt-0?list=LL

2.2021年、餌不足で2羽の雛が餓死し、母親が雛をたべます。

https://taitakuma.hatenablog.com/entry/2021/04/26/192230

3.2020年、2羽のワシが無事に巣立つものの、その陰で、最後に孵化した末弟が、母親の見ている前で、兄弟によって巣から蹴落とされ、間引きされます。

https://taitakuma.hatenablog.com/entry/2020/07/11/210715

オジロワシの子育てがいかに大変か、よくわかります。