麦秋真盛りの防風林でワシを発見できず、狩場が近いモエレに回ると、巣の東50mの木陰で母ワシが暑さを避けています。
母ワシがここなら、幼鳥は近くにいるはずです。
林はもとより、刈り取られた牧草畑を探しつつ、車を南下させていると、何と50m先の道路に幼鳥がいるではありませんか。
フロントガラス越しの手持ち撮影となります。
幼鳥は道路に腹ばいとなり、石で遊びます。
私が近づくまで、同じ遊びをしていたようです。
暑さに耐えられず、エンジンをかけ、窓を開けますが、ほとんど警戒感がありません。
次は、枝を使って狩りのマネ遊び。
その間も、ときどき餌を要求するように鳴きます。
遊びが終わって巣に戻り、残飯をあさりつつ母の帰りを待ちますが、午後6時半を過ぎても母ワシは戻りませんでした。
この時期、防風林より早く巣立ったモエレの幼鳥でも、まだ巣の周りで遊ぶだけなので、防風林の幼鳥が親と狩りに出ている可能性はほぼゼロです。
暑い盛りを避けて辛抱強く待つしかありません。