電気自動車(EV)メーカー、米テスラが「FSD(フルセルフドライビング)」として販売する一部自動運転システムのEVが1件の死亡事故を含む、複数の衝突事故を起こしたことを巡り、米連邦当局はこのシステムに欠陥がないかどうか、調査を開始した。
昨年の11月から今年の5月までに起こった事故について、今頃になって調査を開始するというのですから、悠長なのか、あるいは政治的意図があるのか、日本人には理解不能です。
米国では、テスラが全自動運転EVと称する車で死亡事故が起こっても、コロナのmRNAワクチンで死亡事故が起こっても、自動運転や最新ワクチンの開発がストップすることはありません。
しかし、トヨタがテスラのような事故を起こしたら、自動運転どころかトヨタ自体が破産寸前まで追い込まれるでしょう。
日本の大手製薬メーカが、新規のワクチン製造に二の足を踏むのも、同じ理屈です。
心臓移植や自動運転のような、命に係わる新規な試みで、日本が最先端に立つことは、今後も決してないでしょう。
安全性の確立した技術を、より一層洗練するというのが、日本人に残された役割です。