BMWのあの特徴的なフロントグリルを見るたびに、私はどういう訳か、水から顔を出して息をする、アザラシの大きく開いた鼻を連想していました。
先日、50年以上も前の古いスポーツカーの写真集を見て驚きました。
BMWの赤いスポーツカーのフロントに、フロントグリルではなく、小さな紋章(エンブレム)として、あの特徴的な形がついていたのです。
あの特徴的なフロントグリルの形は、元々はBMWの紋章だった?
Bを横に倒し、Mの上端に丸みをつけ、Wの下端も丸くすると、2枚の小判を横付けしたような、BMWの紋章となります。
1番近いのは、Mと田を融合した、マツダのエンブレムでしょうか。
ベンツに代表されるように、これまでのエンジン車では、フロントグリルに誇らしく大きなエンブレムが付けられていましたが、BMWの車にはそれがありません。フロントグリルがエンブレムそのものだからでしょう。
では、フロントグリルの必要ないEVではどうするのでしょう。
やはり、フロントグリルを無くすることは、BMWにはできなかったようです。
ネットでは、キドニーグリル(腎臓型グリル)と呼ばれ、紋章とは関係ないように書かれていました。