石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナで予想的中?

午前中の猛禽類観察を終えて、お昼に戻ったとき、妻から「コロナの予想的中したよ」と言われ、一瞬キョトンとしました。 株がまた暴落したの?というと、株のことなんか知る訳ないでしょう、という返事です。 コロナのおかげでインフルエンザの患者が激減し…

やっぱり世界初の大発見か

3月29日、好天の石狩。午後2時に観察地点に着くと、巣では雌が首を長くして、雄の帰りを待っているように見えました。雄の狩りが長引き、空腹なのかも知れません。 しばらく目を休め、2時34分に巣を見たとき、驚いたことに雌の姿がありません。巣の様子をよ…

アビガン、用心深い日本の薬なら大丈夫か

アビガンは、ずいぶん前に、インフルエンザの治療薬としてつくられた薬です。インフルエンザ ・ウイルスのように、遺伝子がDNAではなくRNAであるようなウイルスの、RNA合成を阻害する、「元から断つ」、発想でつくられた薬です。 しかし、残念ながら、妊婦が…

年長の雌を背中に受け入れる若い雄の結婚式

現在、石狩の子育てで観察されいる異常事態が、世界で初めて発見された現象なのか、それとも過去に、他のオジロワシや白頭ワシでも観察されたことがあるのか、YouTubeの映像などを片端から調べています。 その過程で、白頭ワシの興味深い行動と出会いました…

雌の警戒、雄の反省

3月28日(土)。石狩は、晴天なれども風の強い1日でした。 午後1時39分、巣では雄が抱卵していました。双眼鏡で探しますが、周りに愛人GFの姿はありません。 12分後、GFが巣に侵入し、いつものように雄を誘惑します。14分後の2時05分、雄は、またしても抱卵…

今季のインフルエンザ患者は大幅減少か

武漢コロナウイルスの予防対策が徹底したおかげで、今シーズンのインフルエンザ患者は大幅に減少すると思われます。 ワクチンのない武漢コロナウイルスの予防対策は、これまでになく徹底されています。 第一に手洗いと手の消毒。第二に不潔な手で鼻粘膜に触…

雄の馬鹿さ加減にあきれる

心配していた通り、雄のオジロワシは、今年もやはり、どうしようもない馬鹿でした。賢い雌が、どうしてこんなダメ雄をパートナーとして選んだのか、理解できません。 午後2時、曇天・強風の観察場所に着いたとき、巣では雄が抱卵していました。周りを双眼鏡…

愛人の目の前で正妻と交尾

毎日観察していると、オジロワシの雄OD1の立ち居振る舞いが、いじらしく感じられることがあります。何の恐れもなく、正々堂々と振る舞う雌のOM1。誰に遠慮も忖度もない愛人のGF。その間で、空気を読みながら、慎重に行動しているOD1です。 今日は、何と、愛…

「一帯一路」と武漢ウイルス

古森氏が、JBpress誌に書いている記事、 「新型コロナ、イタリアの悲劇は中国依存のツケか」疲弊していたイタリア経済、「一帯一路」に活路を求めたが を読み、前日、妻が買い物をしている間に、書店で立ち読みした、新書の1節を思い出しました。 その前に、…

誘惑に負けず操を守った雄

午後1時半前に観察地点に着くと、巣では雌のOM1が抱卵していました。 2時過ぎに、GFと雄のOD1が狩りから戻り、雄は雌と抱卵を交替します。 交替した雌とGFは、午後2時15分、南の茨戸方面へ狩りに出かけますが、2時半過ぎに戻り、すぐに石狩方面へ飛び立ちま…

父親の育休9割のスウェーデン

「父親の育休取得9割のスウェーデンに学ぶ「イクメン」ライフスタイルとは?」と題する記事が、ニューズウィーク誌に載っています。 記事によると、 スウェーデンではパートナーの男性と女性が、合計で通算480日の育休を取得することができる。このうち相手…

愛人GFの大胆不敵な行動

雄のオジロワシOD1の愛人GFの行動が、ますます大胆になってきました。 午後2時に観察地点に着くと、巣から争うようなワシの鳴き声が聞こえます。慌てて車の中に三脚を立て、カメラをセットしました。手前が、GFであることはすぐわかりましたが、陰に隠れた向…

「愛子天皇」は贔屓の引き倒しか

「愛子天皇はチッソ元社長の夢」衝撃の女性誌報道、という題の八幡氏の記事がアゴラに載っています。 女性自身という週刊誌の最新号に、 雅子さまの祖父で、水俣病で知られるチッソ元社長の江頭豊が『愛子さまが天皇になる夢を見たんだよ』と、とてもうれし…

朝日の記者が台湾で大ヒンシュク

朝日新聞の記者が台湾で大ヒンシュクを買っている、という吉村氏の記事がJBpress誌に載っています。 朝日新聞の女性編集委員が、入境制限が強化されている台湾に3月18日、駆け込み、検疫のための隔離生活をSNS上に日記形式で公開したところ、「面白半分のウ…

雄が巣の敷き藁を集める

今年初めて、巣の西側から撮影しました。ワシを刺激しないように、車から1度も降りず、車の中からの撮影です。 魚をたっぷり食べたらしい雄は、素嚢が大きく膨らんでいます。GFは、まだ食べていないようです。 抱卵交替を拒絶された雄とGFは、そろって飛び立…

経済学者の衝撃的な記事はたいてい誤り

「IMFが衝撃予測、日本の転落は残念ながら本当だ」、という記事を、加谷氏が今日のJBpress誌に書いています。 IMF(国際通貨基金)が、このままでは日本の人口が大幅に減少し、40年後にはGDP(国内総生産)が25%減ってしまうという衝撃の予測を発表した。 …

ワクチンと治療薬のめどがつくまで五輪は無理

IOCも日本政府も、経済的な事情や政治的な理由で、東京五輪の開催延期を判断できないでいます。しかし、経済や政治の事情は、世界中のアスリートや観客が、東京に集まるための条件にはなりません。 一番大切はことは、武漢コロナウイルスによる肺炎が、イン…

「文春砲」か!

3月20日と21日の観察記録です。 雄のガールフレンドGFが、大きな海産魚と思われる魚を食べる場面が、3月20日のハイライトです。 www.youtube.com 3月21日の映像では、午前中から午後3時まで、ことによると夜中もずーっと、抱卵し続けてきた雌が、羽毛を丹念…

おしん、突然の最終回

昨日の朝、「悲しい知らせがあります」「おしんは最終回です」と妻から告げられたとき、嘘だろうと思いました。月末まで、まだ、1週間以上、残っているからです。 それだけだはありません。前日、浩太さんが来て、大きな展開が期待されたからです。 大きな展…

欧米の「濃厚接触」文化が変わるか?

ボノボを専門に研究していた類人猿学者、榎本知郎氏の著書「性・愛・結婚」では、ヒトの愛情表現の由来が詳細に考察されています。 しかし、その内容は、私の本「愛とは何か 悟りとは何か」でも、ご紹介がはばかられた程、極めて赤裸々なものです。 キスにつ…

中国「新規感染者ゼロ」のカラクリ

「新型コロナ:中国「新規感染者数ゼロ」の怪」、という記事を石平氏がニューズウィーク誌に書いています。 誰もがもつ、素直な疑問です。 中国では二人の有力な防疫担当者が、異口同音に、 「中央は考え方を変えるべきだ。『新増(新たに増える)ゼロ』を要…

ミネソタの卵売りとブルー・カナリー

NHKの深夜放送で「ミネソタの卵売り」を聞いて、大変驚きました。 作詞、佐伯孝夫、作曲、利根一郎。1951年に出た、純粋に日本の歌だったのです。 ダイナ・ショアの「ブルー・カナリー」のようなアメリカの曲に、日本語の歌詞を載せたもの、と私はずっと考え…

歴史学者は政治を知らない

「秀吉の中国戦線からの帰還が早かったのは謎でない」という記事を、八幡氏がアゴラに書いています。 歴史学者は、 現場の政治を知らない人ばかりだ。なぜ、秀吉はいち早く信長の死を知ってオウム返しができたか不思議だとか議論している。そんなもの分かり…

GFは侵入者か、このペアの娘か?

今日は、風があって水蒸気の影響が少なかったせいか、撮影技術が上がったせいか、いつもより見やすい映像が撮れました。 雌OM1の留守中に、雄OD1とGFが、またしても不倫交尾を行いました。 強引に巣に侵入したGFは、今にも卵を割ったり、巣から蹴落としたり…

雌の巧妙な戦略

今日(3月18日)以降、原則として午後に観察することにしました。午後の方が、立ちのぼる水蒸気が少なく、西日を浴びて、撮影条件が良いからです。これは、昨年から気付いていたことです。 今日の観察では、巣と卵を守るため、雌がとっているかもしれない、…

奇妙な三角関係

3月17日の観察記録です。前日、こともあろうに、巣のすぐ近くで行われた不倫交尾に、雌(生振の母、OM1)は怒っているように見えます。朝から2度、雄(生振の父、OD1)が抱卵を交替しようと申し出ますが、拒絶しました。 しかし、抱卵交替を拒絶し続けると、…

オジロワシが抱卵中に不倫行動

これは3月16日の観察記録です。抱卵中の巣に、なぜ3羽のオジロワシがいるのか、その関係が明らかとなりました。 抱卵中のオジロワシが不倫を犯す、という発見は、世界で最初かも知れません。 世界初を意識して、動画の中の説明を英語で併記してみました。 ww…

抱卵中の巣に3羽のオジロワシ

快晴で風が弱いのは良かったのですが、立ちのぼる水蒸気の揺らぎが、200メートル超の遠距離撮影を妨害しました。 巣の中では、雌が抱卵しています。一方、巣の外には雄と、先日の若ワシがいます。尾は完全に白く、今日の印象では、既に成熟した成鳥です。 ww…

ついに孵化をあきらめたBig Bearの白頭ワシ

数日間、雪に降り込められていたカリフォルニア州Big Bearで、白頭ワシの雄シャドーが、ついに決断を下しました。 雪の中で、長いあいだ雌のジャッキーの帰りを待ちましたが戻らず、つらい決断は雄に任されたようです。 シャドーは、ためらった挙句、雪の中…

日本の常識は世界の非常識

ニューズウィーク誌で、「フランスから見ると驚愕の域、日本の鉄道のあり得ない素晴らしさ」、という記事を読み終わったところ、同じ筆者の、 なぜフランスは「人質になったジャーナリスト」を英雄視し、日本は自己責任と切り捨てるのか という記事が、眼に…