石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

共産党は手垢と血糊のついた党名

次の選挙で、共産党を加えた野党共闘が話題となり、共産党は「革命政党」か、「普通の政党」か、アゴラで論争になっています。 70年代の初めに学生時代を過ごした関係で、私には、共産党にシンパシーをもつ友人が何人かいます。その一人に、世界中から嫌悪さ…

ゴーンは日本の文化を理解しない独裁者だった

クライスラーを一時的に立て直したアイアコッカ氏のときだったろうか。大量の労働者の首を斬って高額の報酬を取る経営者が、アメリカでは何のバッシングも受けないことを知り、驚愕したことを思い出します。 経営者は株主の利益を守るための存在で、労働者も…

イソヒヨドリの興味深い生態

以前、沖縄で見たイソヒヨドリについて書いたことがありますが、その大変興味深い生態に関する記事が、ホシナ コウヤ氏によって書かれています。 「頻々と目撃される幸せの青い鳥。イソヒヨドリが都市・内陸に大進出しています」(tenki.jp サイエンス11月27…

黒い仏像に違和感のない日本人

「新年前に「お身拭い」奈良 薬師寺 国宝の仏像のほこり落とす」、年末恒例の記事がNHKに出ていました。私は、高校の修学旅行で薬師寺の真っ黒な仏像を見て、大変驚いたことを思い出します。確証はありませんが、そのとき説明をしてくれた高田好胤さんに、そ…

東京の駅は誰にとっても迷宮だ!

NHKのNews Up 「バスにベビーカーは迷惑?」を担当した女性記者3人が、ベビーカーで東京の駅を探検した「ベビーカーで行ける?東京の駅ひととおり調べてみた」という記事がNews Upに載っています。 バスのときは双子用のベビーカーが乗らないことを問題にし…

雪の石狩川にワシ見に出かけました

久しぶりに、雪の石狩川に、オジロワシの様子を見に出かけました。雪のない季節には入れた場所に、車ではもう近づけません。冬の行動範囲は限られます。 結局、河口まで走り、ようやくオジロワシと出会いました。最初は当別側から砂丘を臨み、深い雪の中に座…

合理的な思想が通じる国とそうでない国

今日のJBpress誌に、池田信夫氏が「日本は石炭火力で多くの人々の命を救える」宗教になった環境運動にだまされてはいけない、という論文を掲載しています。 宗教になった環境運動とは、科学者でも専門家でもないスェーデンの少女が、ジャンヌダルクのように…

クリスマスに孵化する白頭ワシ

猛禽類の動画サイトを見ると、クリスマスの丁度この時期に孵化するワシがいることに気づきます。はじめは季節が反対の南半球のワシかと思いましたが、よく見ると南フロリダの西部に巣を作っている白頭ワシでした。 北海道のオジロワシより4カ月、季節が先に…

中国のクリスマス禁止令

12月26日のJBpress誌に福島香織氏が「クリスマスは屈辱日?キリスト教を憎む中国の理屈」、副題として、拡大したクリスマス禁止令、という記事を載せています。 拡大したクリスマス禁止令の意味は、これまで共産党員に限られていたクリスマス禁止令を、一般…

北海道をノルウェーにするには

せめて、北海道だけでもノルウェー並みの人口密度にするには、どうしたらいいでしょう。 ノルウェーの人口密度は、13.8人/平方キロなので、これを北海道の面積8万3千平方キロにかけると115万人となり、札幌圏の人口の半分となります。 日本で最も人口密度の…

オジロワシから見ると日本は人口過剰国

白頭ワシの子育てとオジロワシの子育てをライブで送信している、アイオワ州とノルウェーのカメラ。同じように、巣に設置されたカメラが日本にないか検索しましたが、ありません。 野生の猛禽類の巣にカメラを設置するのは、公的な研究機関でなければ無理でし…

2020年の子育てに向けて 新しい男爵夫人

幼鳥は、ずいぶん長く巣にとどまりました。中でも8月28日の映像は印象的です。獰猛な姉Elleが、巣で休んでいた弟のMelleを恐ろしい剣幕で追い詰め、巣から蹴落としたのです。 www.youtube.com しかし、気の弱いMelleは9月18日まで、巣にとどまっていました。…

2019年の子育て 巣立った後

猛禽類の幼鳥は巣立った後も、しばらくの間、親から餌をもらいます。オジロワシも同じですが、必ずしも巣で餌をもらうとは限りません。 空腹の幼鳥は、巣立ちした4日後の7月22日、以前食べ残した水鳥の大きな骨まで飲み込んでいます。 www.youtube.com 7月29…

2019年の子育て 巣立ちまで

2019年の子育ては、雛が2羽いたにもかかわらず順調に進みました。ノルウェーのオジロワシが、魚のほかに水鳥を頻繁に餌にしていることは十分に確認できました。 巣立つ直前の7月11日、突然、2羽の幼鳥にMelle、Elleという名前が付きます。Melleは雄、Elleは…

ランプフィシュはゴッコだった

ランプフィシュとは、明かりを灯すランプのような形の魚、という意味ではなく、こぶのような盛り上がりをもつ魚のことで、ダンゴウオやホテイウオが含まれます。まさにゴッコ汁にして食べるゴッコは、ランプフィシュの1種ということです。 ネットでランプフ…

2019年の子育て 弟が生き残るには

5月8日には、大きな水鳥や黒い子羊など、沢山の餌が運ばれ、兄弟仲良く赤肉を食べる様子が見られます。5月18日の孵化後3週の映像には、ほとんど同じ大きさに育った、元気な兄弟が映っています。 しかし、5月20日のこの映像を見てください。ランプフィシュと…

「孤独死、どこが悪い」

評論家の山崎正和氏が、12月18日、産経新聞の「ニュースを疑え」という欄に、表題のようなインタビュー記事を載せています。ずっと気になっていたのでしょう。夜中に目を覚まし、ネットで検索してみました。 有料の記事なので、初めの数行しか読めませんが、…

2019年の子育て 孵化まで

Smolaの海は凍りませんが、真冬でもそれほど降らない雪が3月30日に降り、巣が雪に埋もれます。もちろん、そんなことは想定内の出来事です。 www.youtube.com 期待していたのに、石狩の雄ワシには1度も見られなかった行動ですが、ノルウェーでは、抱卵する男…

2019年の子育て 産卵まで

オーロラの見える北緯63度に位置するSmolaの海岸は、冬でも凍りません。雪も滅多に降りません。それに引きかえ、緯度が20度も低い、北緯43度に位置する札幌の冬の、何と厳しいことか。 2019年の子育ての記録は177本の動画として、Lady Hawkの再生リストに載…

2018年ノルウェー、オジロワシの子育て

ノルウェーのオジロワシを最も熱心にウォッチしている、Lady Hawkというユーチューバーには3万人以上の登録者がいます。2018年の子育ての記録として、このサイトの再生リストに載っている207の動画をチェックしました。 2018年3月17日に最初の卵が、3月21日…

子育てがライブ送信されているノルウェーのオジロワシ

ノルウェーのオジロワシの状況が、ようやく見えてきました。巣にカメラが設置され、子育ての様子がライブ送信されているオジロワシです。Youtubeでは、同じオジロワシが、Baron blue とか Smola Norway eagleなどと呼ばれています。 Baron blue と呼ばれる理…

2017年ノルウェーでのオジロワシの子育て

悲劇の起こった次の年、2017年の子育ての総集編です。 この年は雛が1羽だったので、2016年のような悲劇は起こりませんでした。それでも、海辺の巣というのに、黒い子羊や雁の雛を食べさせる場面が目立ちます。人が魚を捕り過ぎるのでしょうか。 悲…

中国で捕らえられた外国人を待つ地獄の日々

「中国で捕らえられた外国人を待つ地獄の日々」と題する記事がニューズウィーク誌に載っています。中国は、幕末日本に来た西洋人が要求したように、治外法権を要求されても文句の言えない国に見えます。 筆者は、実際に中国で地獄の日々を2年間味わった、ピ…

2016年のオジロワシの子育て

残念ながら日付がないので巣化後の日数など、詳細は分かりませんが、オジロワシが巣立つまでの10週間を3分半にまとめてあります。 孵化の時期はほぼ同じで、初期の成長に差がないこと、2週齢近くになっても兄弟げんかをしていること、魚以外の餌の多いこ…

兄弟を食べるオジロワシの雛

白頭ワシの巣と同じように、長年にわたって撮影されているオジロワシの巣がノルウェーにあります。巣はノルウェーの海岸に面した松の木に作られています。 2016年の7月、この巣で前代未聞の悲劇が起こりました。自分で餌を食べられるまでに成長したオジ…

石狩河口から上流へ飛び去ったワシ

暖気で流氷の消えた12月14日、石狩川で見た綺麗なオジロワシです。 川岸から飛び立って流木に止まり、そこから石狩川の上流へと飛んで行きました。 www.youtube.com

2017年白頭ワシの子育て

ついでに、2017年の子育ても、ざっとまとめておきましょう。私が見ているこのサイトは、2017年から本格的に記録されていますが、この年の分にはやや穴が目立ちます。 1.産卵:2月20日に1個目が、2月27日に3個目が産卵されていますが、2個…

2018年白頭ワシの子育て②

激しい兄弟ゲンカでスタートした2018年の子育てでしたが、3羽とも立派に成長しました。3羽の兄弟はなかなか用心深く、最初のスカイ・ウォーク遊びは、6月14日で、孵化後70~74日、10週を過ぎていました。よちよち歩きに見えますが、10週は…

2018年白頭ワシの子育て①

巣立ち前の雛の落下事故で終わった、2019年の子育てと比較するため、2018年の白頭ワシの子育てを、短くまとめてみます。 1.産卵:2018年の2月21日、24日、28日に各1個ずつ、合計3個産卵します。 2.孵化:2018年の4月1日、3…

保護されていたD32とD33

スカイ・ウォークから落下して、二度と巣に戻ることのなかったD32とD33は、嬉しいことに保護されていました。このニュースを知らなければ、「スカイ・ウォークの悲劇」は書けなかったでしょう。落下の際、かなり負傷したようです。 www.youtube.com 9月22…