石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ゴーンは日本の文化を理解しない独裁者だった

クライスラーを一時的に立て直したアイアコッカ氏のときだったろうか。大量の労働者の首を斬って高額の報酬を取る経営者が、アメリカでは何のバッシングも受けないことを知り、驚愕したことを思い出します。

経営者は株主の利益を守るための存在で、労働者も工場も経営資源に過ぎない、というのがグローバルなスタンダードなのでしょう。

ゴーン氏は、アイアコッカと同じように、日本人にはできない、非情な経営手法で日産を立て直しました。そのために呼ばれた、一時的な助っ人だったのです。大量の従業員の首を斬り、歴史的な工場を閉鎖し、そして信じ難い高額報酬を受け取りました。

ゴーン氏が、その上さらに、不正を働かなければならなかったのは何故でしょう。日本の文化が、大量の労働者の首を斬って高額の報酬を受け取る、欧米の文化とは相容れず、独裁者を忌避する風土だからだと思います。

日本には、もともと血も涙もない、私利私欲の独裁者は似合いません。