石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

抱卵交代における雄ワシの奇行

この先しばらく悪天候が続くというので、抱卵交代を撮影するため防風林にきました。

風が強いので車内に三脚を立て、やおら巣を見ると雄ワシが立っています。 

https://www.youtube.com/watch?v=TkXSWGws_WQ

防風林に着いたとき、抱卵していたのは雌だったようです。

この時期、抱卵交代は中々スムーズに運びません。

編集の過程で雄の奇妙な行動を繰り返し観察し、到達した推論です。

雄ワシは雌に交尾を迫り、もう1卵産ませようとしたのではないか。

今、巣の中に卵が何個あるか分かりませんが、餌を運ばない雄が複数卵を望むのは、厚かましい身の程知らずと言うべきでしょう。

確かに、無精卵である危険性はありますが。

防風林、モエレともにオジロワシの抱卵開始

防風林の巣では3月11日に抱卵が始まりました。

https://www.youtube.com/watch?v=IwwTbFFw_FM&t=38s

一方、モエレの抱卵は13日に確認しましたが、昨年の状況から考えると、産卵は防風林の巣と同時期か、1週間程度早いものと思われます。

https://www.youtube.com/watch?v=QM2-psOYXc4&t=30s

昨年は、抱卵が順調に継続されるかどうかとても心配だったので、かなり高頻度で見に行きましたが、今年はのんびり構えています。

抱卵が順調に進行する場合、ドラマチックな場面がほとんどないからです。

また、不幸にして、どちらかの巣で抱卵がうまく行かなくても、両方とも失敗することはないだろうと、余裕をもって、楽観的に考えられるようになったからです。

次回、モエレの巣を見に行くのは、4月に入り雪が消えてからになるでしょう。

タイガースに学ぶ「財務真理教」からの脱却

ステージ4のすい臓がんで闘病している森永卓郎氏が、日本を「財務真理教」の呪縛から脱却させる妙案を、畢生(ひっせい)の書の中で披露しています。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79806

税収の増加を目指すべき財務官僚が、なぜ増税しか考えられないのか。

その秘密は、

1.財務省内では、増税を「勝ち」減税を「負け」と呼んで、増税を実現した官僚は栄転したり、よりよい天下り先をあてがわれる。

2.さらに消費税率の引き上げに成功した官僚は「レジェンド」として崇め奉られる。

3.一方、経済規模を拡大して税収を増やしても、財務官僚にとってはなんのポイントにもならない。

というのです。

増税しても税収が増加するとは限りません。消費増税や所得増税により経済成長が止まると、むしろ税収は減少します。それが、失われた30年の現実です。

森永氏は「財務真理教」の呪縛から脱却するため、極めてわかりやすい例を提示します。阪神タイガースに学べと。

18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした阪神タイガースは、攻撃面で見ると、チーム打率が突出して高いわけではない。

しかし、出塁率はダントツの1位だ。その理由は、選んだ四球の数が圧倒的に多いからだ。

ヒットだろうが四球だろうが、塁に出るのは同じだ。

そこで岡田監督は、フロントに掛け合って、選手の成績評価で、四球獲得に与えるポイントを高めてもらったという。これにより四球を選ぶ選手が劇的に増えた。

森永氏は、タイガースにならって、財務省内のポイント制を変更しなければならないというのです。

変更点はシンプルです。

増税を主導した官僚にマイナスポイントを与え、経済拡大に伴う税収増を実現した官僚にプラスポイントを与えるのだ。

そのために官邸が財務省から人事権を取り上げ、個別に官僚の人事評価をすればよいのではないだろうか。

私は、森永卓郎案に全面的に賛成します。

「東京ブギウギ」の振り付けに魅せられる

朝ドラは、「おしん」の再放送以外、熱心に見た記憶はありませんが、最近、主人公が「東京ブギウギ」を歌い、踊るシーンにくぎ付けとなりました。

「東京ブギウギ」を歌いながら、主人公が胸の前で手をヒラヒラさせる振り付けに魅了されたのです。

ワン・コーラスに2回しかない希少なシーンで、その時、足は斜め前後にステップを踏んでいます。

https://www.youtube.com/watch?v=1cEYhaAXZfI&pp=ygUV44OW44Ku44Km44Ku44OA44Oz44K5

オリジナルである笠置シズ子の踊りを見ると、手は胸の前ではなく、左腰の低い所で動いています。若い美空ひばりの踊りも同じです。

https://www.youtube.com/watch?v=o-s6dWvtb1k&pp=ygUV44OW44Ku44Km44Ku44OA44Oz44K5

(「東京ブギウギ」は、この映像では最後の4分の1)

歌詞からすると、心がウキウキ、ワクワクするさまを表現しているので、左胸の前でヒラヒラさせるべきでしょう。

ダンサーとしての才能は、笠置シズ子より朝ドラの主人公の方が幾分高く、振り付けも朝ドラの方が洗練されているとしても、時代を考えると致し方ないかも知れません。

北帰行のオオワシ10羽超が石狩河口橋に結集

防風林の巣に、抱卵しているか、またペアの交尾が見られるかチェックに行きましたが、どちらもネガティブでした。

そこで久し振りに石狩河口へと回りましたが、嬉しいことに10羽を超えるオオワシを見ることができました。 

https://www.youtube.com/watch?v=jiSBOvINJCU

北帰行の途中、石狩河口に栄養補給に立ち寄ったものと思われます。 数年前に見たときは3月下旬でしたが、温暖化のため北帰行が3月上旬まで早まったのでしょうか。

前回は、川岸の氷を割って、凍死した魚を食べていましたが、今回は、川岸の環境が変わったせいか、餌を食べる様子は見られませんでした。

帰路、また防風林の巣に回りましたが、オジロワシとの出会いはありませんでした。

トランプ大統領待望論

私が信頼するエネルギーの専門家、杉山大志氏が、ユーチューブ動画で、

パリ協定離脱と日米エネルギードミナンス合意

と題する講演をしています。

https://agora-web.jp/archives/240304084345.html

非科学的で非現実的な世界のエネルギー政策を正常に戻すには、トランプさんが大統領となり、公約の通りパリ協定から離脱し、日本も同一歩調をとる必要があるという、とても説得力ある説です。

トランプ大統領が革命を起こすのは、なにもエネルギー政策に限りません。

トランプ大統領のひとことで地政学の問題点が単純明快となり、ボーッとしている日本人の目にも、厳しい現実の姿がクリアーに見えてくるでしょう。

憲法9条の改正には、某国のミサイルが日本国内に着弾するしかないか、と考えていましたが、むしろトランプ大統領に脅してもらう方が現実的です。

公約通り中国貿易に60%の関税がかかれば、優柔不断な日本企業も、ついに中国から手を引くことになるでしょう。

私の立場からすると、日本と世界にとって、トランプ大統領の再登場はいいことずくめであり、トランプ大統領の実現を切に願うものです。

昨年巣立った若ワシが防風林の巣に帰省

日経平均株価が4万円にあと半歩まで迫った3月1日、防風林に着くと異常事態の真っただ中でした。

嘴の先がまだ黒い若ワシが、巣の上の枝にとまっているのです。

https://www.youtube.com/watch?v=_L6RnF_m5n8

世代交代を迫るには若造すぎます。

クローズアップしてよく見ると、パッチリした目のこの顔は、まぎれもなく昨年この巣から巣立った若ワシです。

https://www.youtube.com/watch?v=_kSr3cqlknU

両親の戻った巣に帰省のつもりか、はたまた親から餌をもらう魂胆か。

いつからいたか分かりませんが、母親にひと睨みされて、若ワシは飛び去りました。

この間、3分程度でした。

しばらくしてペアは巣の補修に取り掛かりますが、見ている間、交尾する気配はありませんでした。