石狩のワシとタカ

おもに札幌近郊と石狩川流域の猛禽類の生態を探求します。

3歳の精悍な若ワシが大活躍

正午にモエレ沼の狩場に着くと、今日は2羽の水鳥が遊んでいました。雄のカワアイサと雄のミコアイサが、まるでシンクロナイズド・ダンスをしているようです。

20分後、狩場の上空を綺麗なオジロワシの成鳥が通過しました。

さらに20分後の12時45分、見た目はイマイチだが、精悍な顔つきの、3歳の若ワシが現れます。きわめて積極的で、その後の30分間に3回狩りを成功させます。

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3回目の狩りでえた魚を食べる顔を見たとき、昨年の3月18日、飛びながら雷魚を捕獲した若ワシに間違いない、と確信しました。

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当時は、嘴の先がまだ黒い、2歳の若ワシでした。

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モエレ沼の狩場にミコアイサとオジロワシ

モエレ沼の水面が広がり、水鳥が戻ってきました。先日の、カワアイサの捕食を思い出すと、何か起こりそうですが、その気配は全くありません。

午前10時半、私が狩場に着いたとき、雄のミコアイサが1羽いました。潜水して浮き上がるミコアイサを数回撮影し、コマ送りで見ても、魚を食べている映像はありません。魚は、水中で呑み込むのでしょうか。

1時間半待った、正午過ぎ、ようやくオジロワシが現れました。狩場の上空を旋回する若ワシを撮っていると、別のワシの鳴き声がします。先に狩場に到着した成鳥が、鳴いていたのです。

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若ワシは、堤防の雪面に降り、狩場の背後にあるブッシュの陰に入りました。そこから出てくるまでの5分間、若ワシが何をしていたか、こちらからは全く見えません。

飛び上がった若ワシは、木の枝で嘴をぬぐいます。何か食べていた証拠です。キツネが隠した魚でしょうか。

 

追記。

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「九州神社紀行ーブログ」の2012年4月5日の記事に、大きな魚を呑み込もうとするミコアイサの写真があり、大きい魚は水面で食べるようです。

石狩で営巣するオジロワシのペアを確認

石狩の防風林で営巣しているオジロワシのペアを、ようやく確認しました。雄の眼に特徴的な濃いシャドーが見られることから、今年も昨年と同じペアと判明しました。

モエレ沼で交尾が確認されているペアや、石狩河口のペアとは別のペアです。

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このペアの営巣が順調に進み、3月に産卵して子育てを行うと、確実な記録があるものとしては、2018年以降、3回目となります。

このペアは、2016年の3月20日モエレ沼で目撃されており、2016年は無理としても、2017年には、石狩で子育てをしている可能性があります。ただし、両年の記録はありません。

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(この写真は、2016年の3月20日 モエレ沼で撮影された、「札幌近郊の野鳥たち」というブログの写真です。左のワシには、明らかに濃いシャドウがあります。)

2018年の子育てでは、2羽が立派に巣立ちましたが、2019年は、雛が途中で行方不明となりました。今年は、何とか子育てを成功させて欲しいものです。

 

ロック&ホッブズ

昨日、石狩図書館の新刊書や図書館員の推薦本が並ぶコーナーに、「ロック&ホッブズ……」と背表紙に書かれた本を見つけました。

私は、今、哲学と宗教の関係を調べています。「リバイアサン」のホッブズが宗教と戦っていたのは、昔から知っていましたが、逆に、合理的精神そのものと思っていたロックも、宗教に関わっていたことを、最近知った次第です。

でも、私の目が悪いのか、「ホッブズ」の字が、何だか少し奇妙です。

近づいてよく見ると、「ロック&ホッブズ」ではなく、「ロック&ポップス」でした。

両方とも、私にはとても馴染み深い組み合わせですが、こんなに紛らわしいとは、今まで気づきませんでした。

結局、本は手に取らず、通り過ぎました。

米比協定を破棄する比大統領は不合理か

産経新聞は、2月17日、「ドゥテルテ氏 米比協定破棄は間違いだ」という主張(社説)を掲載しています。

ドゥテルテ大統領は、フィリピンでの米軍の法的地位を定めた「訪問米軍地位協定」の破棄を米側に通告した、というのです。

中国によって南シナ海の軍事拠点化が進められているというのに、米比の同盟関係を弱めるような行動は、あまりに軽率であり、直ちに撤回してもらいたい、という主張です。

ドゥテルテ大統領の今回の行動は、日本人の立場から見ると、極めて不合理です。しかし、不合理な行動をとる世界の指導者は、ドゥテルテ大統領だけでしょうか。

中国の指導者も、南北朝鮮の指導者も、ロシアの指導者も、ブレクジットを行ったイギリスの指導者も、そしてアメリカ大統領だって、日本の立場から見ると、不合理な行動ばかりしています。世界の指導者で、日本人から見て、合理的な行動をとっている人が、いったい何人いるでしょう。ほぼ皆無です。

世界中の指導者が不合理に見えるとしたら、日本人の合理性の基準の方が狂っているのではないか、という疑問が生じます。まさにその通り。日本人が合理的と信じる基準が、世界から見ると、実は不合理極まりないのです。

我利我利亡者の核保有国に囲まれながら、アメリカの核の傘をひたすら信仰し、金儲けのことしか考えない日本人は、世界の非常識であり、不合理の見本のような存在だと私は考えます。

各国の指導者は国益のために、必死に戦っているだけです。国際政治に、数学や自然科学のような合理性は、もともとありません。日本人に合理的と思われるものがあるとすれば、それは日本にとって都合がいいという、ただそれだけのことです。

七草の歌は古代日本人の知恵か

七草の歌は、旧正月春節)の7日目に、七草がゆを準備するとき、包丁でまな板をトントンしながら、歌い継がれてきた歌です。まさに今の時季、歌われていた歌なのです。

七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン 

日本列島に住み着いた日本人は、毎年冬、中国大陸から渡ってくる渡り鳥が、恐ろしい鳥インフルエンザを運んでくることに、気付いていたのかも知れません。

唐土の鳥が渡ってくる前に、薬草入りのかゆを食べて、養生しようという意味でしょう。

国際化した今、唐土から渡って来るのは、鳥だけではありません。

巣を補修する石狩のオジロワシ

1月7日以来、本当に久しぶりに、巣を補修するオジロワシに出会いました。1月7日は雌1羽でしたが、今日は2羽いました。

刺激しないように、遠くから、また、車の中から双眼鏡で見ただけなので、昨年と同じ雄かどうかは、依然として未確認のままです。

巣の補修や交尾が順調に進み、これから頻繁に会えるといいのですが。