石狩のワシとタカ

おもに札幌近郊と石狩川流域の猛禽類の生態を探求します。

白頭ワシの極楽アイオワ州Decorahのようす

札幌と同緯度の、アイオワ州Decorahの近況です。

札幌と同じように、Decorahでも、まだ抱卵に向けた目立った動きは見られません。

同緯度ですが、すっかり地球温暖化から見捨てられた札幌と違って、アイオワ州Decorahは、羨ましいことに、気候温暖です。

雪も少なく、巣のすぐ近くにある白頭ワシ専用の養魚池や、鱒の獲れるにも、氷は張っていません。

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現在、白頭ワシが抱卵したり雛に餌を与えているのは、暖かいフロリダや南カリフォルニアで、アイオワ州Decorahでの産卵は、例年2月下旬であり、まだひと月先のことです。

札幌は、さらに半月遅れます。

南カリフォルニアとフロリダ半島の悲劇

南カリフォルニアのBig Bearで、白頭ワシの卵がカラスに食べられる様子です。

この2羽のカラスがここで卵を食べるのは、これで2個目ですが、見ていると、賢いと思われたカラスが、それほどでもないことが分かります。

なぜなら、2個とも、卵の黄身と白身のほとんどを食べられずに、無駄に流しているからです。

卵の上部に穴をあけて食べ始めますが、どういう訳か、底にも穴をあけてしまうのです。最初の失敗から1週間もたっていないのに、まったく同じ失敗を繰り返しています。

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下の動画は、フロリダ半島のCaptiva島で、Peaceと名付けられた雛の羽根をむしる、父親の様子を撮影したもので、見るかどうか慎重に判断してほしい、という警告がついています。

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羽根をむしられた雛が、その後どうなったか、映像はありませんが、説明には、死んだ雛が親や兄弟の食料として消費されるのは自然の摂理、と書かれています。

防風林の巣にオジロワシの雌

白頭ワシの子育ては、今、困難に直面しています。

南カリフォルニアのBig Bearでは、3個の卵が生まれましたが、昨年に引き続き、今年も抱卵に失敗しました。

フロリダ半島の南西海岸にあるCaptiva島では、昨日、2羽の雛のうち1羽が死にました。

どちらも、環境の影響もあるでしょうが、親ワシに未熟さが感じられます。

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さて、札幌のオジロワシはどうでしょうか。

厳しい寒さと吹雪が吹き荒れたせいで、餌獲りに苦労していたのでしょう。防風林の巣に、オジロワシはしばらく現れませんでした。

寒波が一休みした今日、11日振りに、巣の近くで1羽のオジロワシを見ました。

防風林の東側から、入り組んだ枝の向こう側に、雌の顔が見えます。厳寒のこの時期、狩りの上手な雌ワシにしか会えないようです。

昨年の記録を見ても、年が明けてから雄を見たのは、2月中旬以降です。

白頭ワシが卵殻だけを産卵する

Big Bearの白頭ワシが卵殻だけを産卵する、きわめて興味深い現象が記録されました。

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上は、11時間前の動画です。

動画の説明では、2個目の卵が、何と3時間以上も、巣に放置されていたといいます。

その間、よくカラスに食べられなかったと、むしろ、その方が驚きです。

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上は5時間前の動画で、3個目の卵が生まれた時のものです。

目の前で、まるでマジックのような、魔訶不思議なシーンが展開します。

雌のワシは確かに産卵します。卵が落下する場面も見えます。

しかし、尾羽が横にずれると、それは何と綺麗に半分に割れた卵の殻で、残りの半分も奥の方に見えるではありませんか。

雌の白頭ワシは、半分に割った、卵の殻だけを産卵したのでしょうか?

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上は、別の人が投稿した、2番目の動画と全く同じ動画です。

そのタイトルには、明確に、雌ワシが2分割された卵の殻を産んだ、と書かれています。

間違いなく、Big Bearの白頭ワシは極度の餌不足に陥っています。

雄はまったく餌を運んで来ません。

飢餓のため、雌は産卵、抱卵どころではないのです。

その時、雌ワシの体内で巧妙な生理現象のスイッチがONとなります。

卵巣でつくられる卵(胚)、そして肝臓から供給される栄養豊富な卵黄や卵白が、卵形成の途中で吸収されます。そして、吸収が間に合わなかった卵殻だけが産卵されたのです。

3番目の動画の説明には、私たちが子供の頃まで使われていた農薬、DDTの影響が示唆されています。DDTには卵の殻を薄くする作用があり、アメリカでは、一部でまだ使われている、というのです。

私は、しかし、この解釈を採りません。

中国駐在社員の危険手当はいくら?

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 中国でスパイ罪などに問われた日本人2人が、1審の実刑判決を不服として上訴し、2件とも棄却されたことが12日分かった。中国は二審制のため、懲役刑が確定した。

 棄却されたのは2019年に懲役6年の判決を受けた日中青年交流協会の鈴木英司理事長と、18年に懲役12年を言い渡された札幌市の男性。

 どのような行為が罪に問われたかや、上訴審判決の詳細な時期は不明。

 15年以降にスパイ行為に関わったなどとして、これまでに日本人15人の拘束が判明。うち今回の2人を含め、少なくとも9人が起訴され、懲役3~15年の実刑判決が確定した。(共同)

という。

 秘密の裁判でスパイにされる中国。こんな国に仕事で出かけなければならない社員に、日本企業は、危険手当をいくら払い、どれ程の保険金をかけているのか、開示してもらいたいものです。

感動に乏しい映画「日本独立」

古森氏が

最近、封切られた日本映画『日本独立』を見て、

日本国憲法がどのように作られたのかをここまで現実通りに描いた作品は、映画に留まらずテレビドラマ、歴史書、学術論文など、どの分野を見渡しても日本ではまずないだろう、と感じた。

という推薦文を信じ、昨日、映画を観てきました。

agora-web.jp

映画は、エンタメの要素も、感動の要素もなく、「現実通りに描いた作品」だとしても魅力に乏しく、これでは製作費の回収は無理だろうと思いました。

日本国憲法を押し付けるために、天皇を使ったことは薄々わかりますが、映画なら、天皇東京裁判にかけて極刑にするぞ、とか、ソ連やオーストラリアはそれを要求している、という脅し言葉と、やれるものならやってみろ、イラクのように日本国中で神風自爆テロが起こるぞ、という罵(ののし)り合いが、別室で密かに行われたとしても何の違和感もないでしょう。

マッカーサー吉田茂の秘密会談を設定するなら、日本軍が抜けて真空地帯となった中国、満州朝鮮半島がコントロール不能となりアメリカにとっていかに不都合な事態が起こるか、吉田にもっと徹底的にしゃべらせるべきでした。

日本政府が、一般の子女を守るため、専門業者に代わって初めて、占領軍向けの慰安婦募集に関わったことも、盛り込むべきだったと思います。もちろん、その前に、米軍兵士によるレイプ事件が多発したことも、描く必要があるでしょう。

NHKのドキュメンタリーではないのだから、監督やプロドューサーは、何を観客に印象付けるか、製作意図を明確にすべきです。

主役の白州次郎は、予想通り、単なる通訳だし、吉田満の「戦艦大和の最後」は、残念ながら、未消化のまま排泄されています。

Big Bear Eagle の卵が孵化したら奇跡

カラスが巣の近くをうろうろしているのに、まだ卵ですが、育児放棄して巣を離れます。

Big Bear の白頭ワシの抱卵本能は、間違いなく、壊れています。

これで卵が孵化したら奇跡です。

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