石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

モエレで平穏な抱卵交代

札幌大橋とモエレ沼をむすぶ、札幌で一番汚い、泥まみれの舗装道路を通って、モエレ沼の巣を見にきました。今季2回目です。

雪融けの季節や雨の日にこの道を走ると、あっという間にラリーカー状態となります。

https://www.youtube.com/watch?v=oua28Hhfkyk

撮影地点の雪融けが進み、撮影のため停車しても、何とか車と行き違えができるようになりました。

カメラをセットしてファインダーを覗くと、巣に2羽のワシ。

ファースト・カットが抱卵交代の場面となりました。

交代した雄は、止まり木まで飛んで高く鳴き、西に100m離れたカラマツの先端に移動します。

一方の雌は、巣の中で2度大あくび。春眠暁を覚えず、でしょうか。

編集者もつられてあくびしました。

日本の地方自治体は国を亡ぼす?

日本の地方自治体は国を亡ぼす力を持っていると思います。

独立国でもあるまいし、国がなぜこんな強権を与えているのか、私には理解できません。

1.沖縄県は、危険な普天間基地辺野古移転を30年以上も阻止しています。

2.原子力発電所周辺の自治体は原発の稼働を妨害し、毎年数十兆円もの国民所得を、産油国へと流し続けています。

3.今回の静岡県知事は、1人でリニア新幹線をストップしてきました。

その裏には、何とスズキ自動車の鈴木修相談役がいるというのですから驚きです。

①鈴木氏は静岡の政界を牛耳るドンで、JR東海に遺恨をもち、リニア新幹線を阻止しようとし、

②川勝氏は中国が大好きで、その意向を受けて、リニア新幹線の開業を中国よりも遅らせることに成功した、

という有力な説が、須田慎一郎氏によって詳細に解説されています。

https://www.youtube.com/watch?v=PlLGzxjvHLg&t=396s

防風林の巣にオオタカが飛来

防風林の周りの畑は雪融けが進み、三分の一くらい土や麦?が露出し、ヒバリが鳴き始めました。 

https://www.youtube.com/watch?v=nmuvXr35Zqs

14時半に図書館経由で着いたとき、雄が落ち着いて抱卵しており、雌から交代して間がないと感じました。

30m以内にヒバリを発見し撮影しましたが、その後、8羽の群れが集まって採餌しているのを見ました。巣作りはまだ先のようです。

16時。オオタカが飛来しました。

発見したのはクマゲラ狙い?のバーダーです。

純白に見える綺麗な成鳥です。

一度、地面に降りますが、雪融け水を飲んだのかも知れません。

カラスが2~4羽付きまとったせいか、16時45分まで待ちましたが、狩りは見られず、雌ワシも戻りませんでした。

クマゲラが防風林の巣に接近

靄の立つ昼間を避けて、午前中と午後3時過ぎの2回、防風林に通いましたが、撮影条件は午前中の方が良さそうです。

午前10時、雌ワシが抱卵中です。 

https://www.youtube.com/watch?v=qVdeUy_7M5c

巣の下には、5人前後のバーダーがカメラを抱えて歩いています。

私も、車から出て歩行運動をしていると、カラスよりやや小さい黒い鳥が巣の近くの木に吸着しました。

クマゲラです。

急いで車に戻り、カメラをセットします。

クマゲラの撮影は初めての経験です。

クマゲラは、バーダーの近くへと飛び移り、ポーズをとって、バーダーにたっぷりサービスしているようです。

しばらくして、クマゲラは独特の声で鳴きながらこちらへ飛来し、カラマツの枝にとまりました。

しかし、残念ながら逆光で、鮮明な映像にはなりませんでした。

平穏な抱卵交代こそベスト

快晴となった春分の日

巣の下にはたくさんのバーダーが集いましたが、私は集団から100m以上離れています。 

https://www.youtube.com/watch?v=eY9MFLWsmfU

寒いけれども陽射しが強いので、水蒸気が立ち昇っているようです。

1時間近く待って、北からオジロワシが飛来し、巣の上空を通過。少し戻って防風林に消えました。

抱卵中の雌が何の反応も示さないので、雄が戻り、巣へのお土産に巣材を集めているのだろうと判断しますが、雄は中々現れません。

10分後、雄は巣材を掴んで巣に入り、スムーズに抱卵交代します。

この時期、珍しいハプニングと遭遇するより、平凡・平穏な抱卵交代こそ子育てにとってベストです。

抱卵交代における雄ワシの奇行

この先しばらく悪天候が続くというので、抱卵交代を撮影するため防風林にきました。

風が強いので車内に三脚を立て、やおら巣を見ると雄ワシが立っています。 

https://www.youtube.com/watch?v=TkXSWGws_WQ

防風林に着いたとき、抱卵していたのは雌だったようです。

この時期、抱卵交代は中々スムーズに運びません。

編集の過程で雄の奇妙な行動を繰り返し観察し、到達した推論です。

雄ワシは雌に交尾を迫り、もう1卵産ませようとしたのではないか。

今、巣の中に卵が何個あるか分かりませんが、餌を運ばない雄が複数卵を望むのは、厚かましい身の程知らずと言うべきでしょう。

確かに、無精卵である危険性はありますが。

防風林、モエレともにオジロワシの抱卵開始

防風林の巣では3月11日に抱卵が始まりました。

https://www.youtube.com/watch?v=IwwTbFFw_FM&t=38s

一方、モエレの抱卵は13日に確認しましたが、昨年の状況から考えると、産卵は防風林の巣と同時期か、1週間程度早いものと思われます。

https://www.youtube.com/watch?v=QM2-psOYXc4&t=30s

昨年は、抱卵が順調に継続されるかどうかとても心配だったので、かなり高頻度で見に行きましたが、今年はのんびり構えています。

抱卵が順調に進行する場合、ドラマチックな場面がほとんどないからです。

また、不幸にして、どちらかの巣で抱卵がうまく行かなくても、両方とも失敗することはないだろうと、余裕をもって、楽観的に考えられるようになったからです。

次回、モエレの巣を見に行くのは、4月に入り雪が消えてからになるでしょう。