石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

事務次官の年金は小学校の校長先生の年金と変わらない

実家の片付けをした帰り、車の中で、90歳をはるかに超える父親が、漏らしたひと言。我々の年金の何倍ももらっている高級公務員が、あんな歳になってまで車を運転して、人を二人も殺さなきゃならんとは。 高級公務員がどれ程の年金をもらっているのか、ネット…

満開の平成から葉桜の令和へ

我が家の山桜は、快晴の今朝、満開でした。 夕方、ときどき吹く強風に花びらが舞い始めました。厚い雲から、今にも雨が落ちて来そうです。令和の明朝は葉桜になっていることでしょう。 3日間じゅうぶん楽しんだので不足はありませんが、「明日ありと思う心の…

白ナンバーの軽自動車

最初に気づいたのは、半年くらい前だったでしょうか。軽自動車と同じスタイルだけど、エンジンを大きくしたのだろう、と思いました。次に気づいたときは、軽自動車のナンバープレートも白に変わったんだ、色で差別するなんて、元来奇妙な制度だったのだ、と…

ダリアの球根が高価でビックリ

ダリアの球根を植えました。ダリアは、夏から雪が降るまで、見事な花をズーッと楽しめる、大好きな花です。例年、色の鮮やかな大輪の花を選んで植えてきました。 今年も、いつもの店に球根を買いに行って、驚きました。大輪の球根がないのです。そればかりで…

オジロワシの抱卵を邪魔するカラス

昨日の夕方に見た光景です。雄のオジロワシが抱卵していますが、邪魔をするカラスにてこずっています。カラスに反応し過ぎで、これでは卵が冷えてしまわないか心配になります。 www.youtube.com 雌が助けに来ました。二羽いるせいか、抱卵していないせいか、…

タカのような鳴き声の正体

気温は低いが快晴の朝、昨日同様、食事の前に家を出て、防風林に行ってきました。昔、テルメと呼ばれたホテルの上に、恵庭岳の針山のように尖った山頂が載り、そこから手稲山をこえて積丹まで続く連山の残雪が、まぶしい朝日を照り返しています。 今朝は、3…

願わくは山法師咲く夏死なむ

雄のオジロワシの帰還を待つ間、昨日の朝刊で知った、古くからの友人の突然の訃報を想起し、自らをかえりみて詠める。 願わくは山法師咲く夏死なむ エゾセンニュウの声を聴きつつ

抱卵を交代するオジロワシ

昨日は、小雨の中、午後3時から2時間、餌をもって巣にもどる雄のオジロワシを待ち続けましたが、薄暗くなったため、雄の帰還を見られず、今朝は、朝食前に出かけました。今朝も小雨でしたが、やはり、雄は狩りに出ているようです。 1時間半近く待って撮影し…

石狩川で鵜(う)を食べるオジロワシ

冬の間、石狩川には、たくさんのワシがいました。モエレ沼に負けないくらい、石狩川にも足を運びましたが、ワシが狩りをする場面にはi一度も遭遇できませんでした。狩りはおろか、餌を食べるシーンも、実は、これしかありません。 1月24日、快晴の石狩川は放…

山桜の下で語り合う中学生

自転車の中学生が、我が家の庭木の下で語り合っています。こんな光景を見るのは、初めてです。咲きはじめた山桜のせいでしょうか。 山桜は、2週間以上も咲き続けるソメイヨシノとは違い、満開の次の日は葉桜となります。まさに、「世の中にたえて桜のなかり…

ナスターシャ・キンスキーの「テス」

NHKで、1979年の映画「テス」を見ました。もう何度見たでしょう。ボーとして見ているせいか、何度見ても新鮮なのは良いことか、悪いことか。途中から見て、一瞬、シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」と勘違いし、作家まで、ディケンズだったろうか、…

人間の天国はワシの地獄

昨日、久し振りにモエレ沼に行ってきました。雪は、松林の陰にわずかに残るだけ。沼は平和な陽光に包まれ、ワシが飛ぶ気配はまったくありませんでした。ピンクの小鳥を見つけ、撮影の準備が終わって見ると、そこには既にピンクの影はなく、しばらく待ちまし…

雄のオジロワシが手ぶらで巣に戻った件

札幌で開花宣言の出た暖かい日中、青葉が繁る前の防風林で、抱卵中の雌のオジロワシは口を開けて、強い直射日光に耐えています。抱卵期間も、すでに1か月を超えたでしょう。 www.youtube.com 抱卵中のオジロワシに張り付いているカラスの動きが急に活発にな…

沖縄に寺や教会はあるのだろうか

沖縄の印象の第3弾は、宗教関連です。沖縄の海岸線を走り続けたのに、1羽のカモメも見なかったように、ひと目でそれと分かるような寺院や教会の建物には、まったく出会えませんでした。 バスが停車したところに、偶然、築地本願寺を小さくしたような真宗の…

大型のソウギョか鯉を食べるオジロワシ:続編

未公開の動画を2本追加して、4月6日に観察した、オジロワシの捕食シーンを完成したいと思います。2年目の若いオジロワシが狩りで捕まえたのが、ソウギョか鯉か、結論はまだ出ておりません。すでに公開済の3本は、YouTubeでご覧ください。 未公開映像の…

初めて見たシロガシラとサンコウチョウ

沖縄は、今回が初めてではありません。前に2、3度、仕事で行きましたが、鳥を見た記憶はありません。今回、今まで見たことのない鳥と2回遭遇しました。 最初がこれです。 図書館の図鑑で名前を調べてから、と思いましたが、念のため、頭の白いセキレイ、頭…

「いだてん」は面白い

やはり、私は、天邪鬼(あまのじゃく)で、少数派に属する運命なのでしょう。人気がないといわれる、大河ドラマ「いだてん」が面白いのです。最近の大河ドラマの中で比較的よく見たのは、福山雅治の「龍馬伝」でしたが、どういうわけか、それ以上に見ていま…

沖縄の春はイソヒヨドリ

観光客で賑わう沖縄をバスで一周しました。沖縄は、近隣諸国との関係が平穏でも、また、緊張しても発展しうる、地政学的に重要な土地であり、そして、シンガポールのようになることも夢ではない、素晴らしい魅力をもっている、と感じました。 今回は野鳥を見…

出ました、調略!

牛耳るって何?と突っ込みが入るのに、調略って何?は、無し。まさに、真田丸シフトでしょう。

カラスの狩り?

バード・ウォッチャーは皆、基本的に、高杉晋作です。私も、「三千世界のカラスを殺し、ワシと昼寝がしてみたい」と考えています。ごみの処理をきちんとして、カラスの数が減少するよう、対策を講ずべきです。 しかし、モエレの狩場では、ワシとカラスは共存…

撮影されたオジロワシの狩り:飛びながら雷魚を鷲掴み

猛禽類のバード・ウォッチャーを自称している以上、私も狩りの現場を撮影しなければ、面目が立ちません。これは、私がこれまでに撮影した動画の中で、躊躇なく、最高傑作といえるものです。 3月18日の午後、モエレの狩場には、いつオジロワシの狩りが始まる…

宇野重吉の朗読する「梨の花」

宇野重吉の朗読で、中野重治の「梨の花」を聴いた印象です。宇野重吉の朗読は完璧で、自分で読むより何倍も鮮明な像を結びます。昭和54年、NHKラジオで放送された中野重治追悼番組の一部とのことです。 明治末年の福井県の田舎の生活を、少年の目を通して描…

完成版!防風林で魚を食べる巣立ち直後のオジロワシ

初公開の秘蔵映像を加え、防風林で親鳥からもらった魚を食べる、巣立ち直後のオジロワシの完成版をお届けします。2018年7月8日に撮影した、当時としては自信作です。 親鳥から、頭を取り除いて食べやすく処理された魚を受け取ると、幼鳥は翼を広げ、魚を盗ら…

凄い!オジロワシが雷魚を食べている!

抱卵中の猛禽類は、刺激しないのが鉄則。ということで、今日は、冬のオジロワシのハイライトをご覧ください。私の動画で、YouTubeランキング1位のものです。 2月21日の午後2時、常連さんが、ほとんど引き揚げられたモエレ。私も帰り支度を始めた直後でし…

積丹のミサゴ

猛禽類の動画で、2回目に撮影したのは、北海道新聞の記事で知った、積丹半島のミサゴです。2017年8月18日の撮影で、2羽の幼鳥はすでに巣立ちして、巣の周りを探検していました。 まだ、自分では餌を獲れないので、餌を要求するかのように鳴いていますが、残…

すごい、札幌医科大学、脊髄損傷の再生医療成功!

地元、札幌医科大学の偉大な研究成果を今まで知らなかったとは、恥ずかしい限りです。しかも、治験は2013年から始まっていて、2016年には再生医療等製品の第1回対象品に選定され、既に承認を受けていたというのですから。 脊髄損傷の再生医療は、慶応大学の…

泉鏡花の「滝の白糸」を聴きました

昨夜、水谷八重子の朗読で「滝の白糸」を聴きました。 年をとったなあ、と感じるのは、水谷八重子という名前で思い浮かぶ顔が、実は、この人ではなく、その母親の顔、ということです。 若い頃はたいそう美人だったろうなあ、と思わせる白塗りの舞台顔で、「…

源平、南北朝、応仁の乱

「応仁の乱」は、まだ、肝心の乱が始まっていないのに、記述がだんだん退屈になってきたので、大局的な歴史観を示して、まとめておきたいと思います。 この本の眼目は、第1に、内藤湖南の、現在の日本の歴史は、応仁の乱、以降のもので、それ以前の歴史とは…

「応仁の乱」を読み始めました

タイヤ交換で腰を痛め、外出できないので、寝ながら呉座勇一著「応仁の乱」を読み始めたところです。 著者の呉座氏は、先日、ネットの「アゴラ」で繰り広げられた、百田尚樹氏の「日本国紀」をめぐる歴史論争で、在野の素人歴史家は口を出すな、というに等し…

ルイ17世の悲劇

ニューズウィークの「残忍非道な児童虐待--ルイ17世の悲劇的な末路」という、西川彩奈氏の記事を読み、フランス革命は”文化大革命”だったことを再認識しました。フランスの革命といっても、ロマンチックな要素は微塵もありません。