石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「私には家族がない」

先日、「なつぞらの」脚本が素晴らしい、と書きました。しかし、できれば避けてほしかったのが、「私には家族がない」というセリフと、あの場面です。いかにも日本的な家族ドラマですが、あのセリフなしで、あの場面を使わずに、家族の意味を伝えられたら、…

巣立ったハヤブサの幼鳥 2017年夏

猛禽類の動画を撮りはじめて、何とか見られるものが撮れた最初がこれです。家族の情報を頼りに、数回通ってようやく撮れたハヤブサの幼鳥です。2017年に巣立ったのは3羽だったと記憶しますが、ここには2羽しか映っていません。胸の縦縞模様が、親鳥の横縞模…

猛禽類ウォッチャーは極めて少数派

猛禽類のブログ・ランキングで、人気No1は、どなたのブログでしょう。「勝手にヒロシ」さん、ではありません。驚いたことに、外国産のフクロウを、家でペットとして飼っている方のブログなのです。可愛い犬や猫が、可愛いフクロウに置き換わったものです。 …

石狩のオオタカ

快晴の石狩湾、波はややあるものの、ミサゴのダイブには何の支障もありません。直前に見た、東京オリンピック関連番組の影響で、狩場まで「炎のランナー」を口ずさみながら歩きました。狩場には、既に3人の観察者がいて、今朝はまだ現れていないとのことです…

スキーは夏に上達し、ゴルフは冬に上達する?

「スキーは夏に上達し、水泳は冬に上達する。」確か、学生時代に読んだウイリアム・ジェームズの心理学の本にあった言葉、と記憶します。 退職後、高校時代の仲間とゴルフを始めました。引きこもりを防ぐためで、今年で3シーズン目です。実は、ゴルフは初め…

抱卵するオジロワシ その第2報

お天気の状況を見て、モエレのワシにするか、石狩湾のミサゴにするか、どちらかに決めようと家を出ました。しかし、3月末、オオワシとオジロワシが大集結した石狩川を見て、あきらめました。風が強く、波しぶきが白いウサギのように飛んでいるのです。こんな…

「なっちゃんより、めんこい」「しってる」

NHKの朝ドラ、「なつぞら」の脚本は、非常によく書けていると思います。 その前が、インスタント・ラーメンとカップ・ヌードルを作るまでの話で、リアリティーが高く、下手をすると、嘘っぽいドラマにならないか、大変心配でしたが、出だしは好調です。北海…

ヒグマの好む鮭の部位別ランキング

6月7日の「魚の頭より尾を好むオジロワシ」の中で、過去の印象にもとづいて、ヒグマも鮭が豊富に獲れるようになると、皮と尾しか食べなくなる、と書いてしまいました。そのことが気になり、昨夜、鮭を食べるクマの動画を、YouTubeで徹底的にチェックしました…

羽毛と嘴の色でオジロワシの年齢を識別する

「サロベツ発」というブログを主宰されている富士元寿彦氏の「原野の鷲鷹」という立派な本に、オジロワシの年齢の識別法が記載されています。この本を本棚から取り出して読み直したのは、4月6日に、モエレ沼で鯉科の大型魚を捕食したオジロワシの年齢が気に…

サマセット・モームの「赤毛」を聴く

昨夜、モームの「赤毛」を朗読で聴きました。中野好夫の訳を、草野大悟が朗読したもので、これも今回で二度目です。聴きながら記憶が呼び覚まされるのを感じましたが、こんなことを前回聴いたときも考えたかどうか、まったく記憶にありません。 サマセット・…

魚の頭より尾を好むオジロワシ

オジロワシが魚を食べる様子を観察すると、どうやら、頭より尾の方を好むようです。雷魚などの大きな魚を食べるとき、ワシは食べやすい中央部から食べ始めます。中央部を食べ進むと、いずれかの時点で、魚は、どうしても頭部と尾部に分離します。 ワシとして…

氷の消えたモエレ沼で大型の鯉か草魚を食べるオジロワシ

3月28日以来ですから9日振りにモエレ沼の様子を見てきました。氷の消えた沼は、魚が分散し、狩場が全域に拡散するのでしょうか。それとも、やはり養分を多く含む水が注ぐ水門付近に小魚が集まり、それを狙って雷魚が集まるため、ワシの狩場は冬と同じなので…

ミサゴの食事風景

猛禽類を撮り始めて2年近くになります。探鳥を始めた、そもそもの初めから、私は、家庭の4Kテレビやパソコンのモニターで楽しむことを前提に、動画を撮ってきました。テレビの場合、あまりクローズアップしない方が、周囲の風景も映り、画質も安定してよい…

巨大な雷魚を凍った沼から引き上げるカラス

「最初の出会いが最も感動的」シリーズの第4弾です。これは3月26日に撮影した動画のセカンド・カットです。家に戻り、4Kテレビでこれを見て、初めて、カラスが氷の下から引き上げたのが雷魚と知ります。それまで、フナよりかなり大きいので、恐らく鯉だろ…

ミサゴ顔負けのダイブで獲ったカニをプレゼントする雄カゴメ

快晴で波穏やかな石狩浜。暖かい南東風を受けて、先日の「シーサイド・バウンド」ではなく、「思い出の渚」を歌いながら、ミサゴの狩場まで15分歩きました。雪の残る手稲の山並みは、くっきり見えますが、対岸の留萌の山並みは、ぼんやり霞んでいます。 狩場…

狩場では交尾より魚獲りが先!

「最初の出会いが最も感動的」の第3弾です。3月1日の午後、私は生まれて初めて、オジロワシの狩りを、目の前で目撃することができました。それも3回連続です。それまでオジロワシが、鵜や雷魚を食べる場面は見ていますが、狩りを見たのは初めての経験でした…

アナコンダのような雷魚を食べるオジロワシ

「最初の出会いが最も感動的」シリーズの第2弾です。今年の2月21日に、モエレ沼で撮影した動画の、最初のカットです。感動のために漏れた、「すごい」という嘆声が録音され、映像も左右に揺れています。 www.youtube.com この続きは、「モエレ沼で雷魚を食べ…

カモメがダイブして大きなカニをゲット

今日は、前日の天気予報がいまいちだったので、ミサゴを見に行くつもりはありませんでしたが、朝の明るい陽射しに誘われて、出かけてしまいました。 昨日より気温は低いものの、波は穏やかで、上空から魚を探すのは、昨日より楽そうです。念のためポケットに…

一声、二節、三男

昨日、「万葉集」、ではなく「枕草子」について書いたので、その関連で、以前フェイスブックに書いたものを編集して掲載します。 「一声、二節、三男」とは、何の条件だと思いますか?実は、仏の教えを説く、布教師の条件だったといいます(「説教の歴史」関…

新元号の発表と石狩湾のミサゴ

私は、かなり天邪鬼(あまのじゃく)のようです。国民がこぞって注視する新元号発表の日に、ミサゴを見に出かけるのですから。しかも、中高年のミサゴ探鳥家が砲列をしく屯田ではなく、駐車場もない石狩湾です。 石狩湾の砂浜を歩きながら、私は、嬉しさのあ…

枕草子にはグルメの話題がない

最近、睡眠薬の代わりに「枕草子」の朗読を聴きながら眠ります。松本和子さんが、丁度いい速さで、流暢に古文を朗読し、最後の巻では、田辺聖子さんが分かりやすい解説をしてくれます。 枕草子には、婦人雑誌が好んで取り上げることは、すべて、もれなく載っ…