猛禽類の動画を撮りはじめて、何とか見られるものが撮れた最初がこれです。家族の情報を頼りに、数回通ってようやく撮れたハヤブサの幼鳥です。2017年に巣立ったのは3羽だったと記憶しますが、ここには2羽しか映っていません。胸の縦縞模様が、親鳥の横縞模様と対照的です。
背後の騒音は、近くにある滝の音で、よく見ると大きな魚が盛んに跳ねています。7月4日の撮影なので鮭ではありません。
次の年（2018年）は、巣立つ前の子育ての様子を見ようと、4月末に出かけましたが、何も見られませんでした。情報では、2017年に3羽育てた親のどちらかが、若い侵入者との闘いに敗れ、この年は、残念ながら、子育てがなかった、ということです。
上の2羽のハヤブサは、子育てを終えてホッとしている夫婦に見えますが、人間でいえば、夫婦関係はすでに解消しています。ここに、若い雄または雌のハヤブサが侵入してきた場合、2羽が協力して撃退することはないからです。勝った相手と、次の子育てに入るだけです。
今年は、なんとか子育てを見たいものです。
