フロリダ半島の西海岸にあるカプティーバ島では、既に、白頭ワシの雛が孵化しています。しかし、白くて可愛い2羽の雛は、つつき合ったり、クリンチしたり、リング上のボクサーのように、常に激しく争っています。
ハヤブサの仲間を除く、猛禽類の雛ではよく見られる光景ですが、とても醜く、悲しく、正視に耐えません。www.youtube.com
上の動画を見ると分かるように、餌の魚は豊富に捕れています。
しかし、親鳥の給餌がいかにも下手くそで、たどたどしく、餌はいくらでもあるのに、雛はいつも空腹で、兄弟喧嘩が絶えません。
アイオワ州Decorahの白頭ワシの親は、毎年、3羽以上の雛を、喧嘩させずに上手に育てています。
アイオワ州Decorahが、ワシの天国に見えるのは、単に餌が豊富なだけでなく、親ワシが賢く、子育てが上手、というもう一つの重要な条件が重なっていたから、のようです。