石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

石狩川に居残った若いワシと白鳥

連休がスタートしました。365日連休の身には関係ありませんが。 石狩河口の芦原に、桜の好きな若い白鳥が1羽、残っていました。 夏を越すつもりでしょうか。 土手には、若いワシが3羽もいます。 遠いので正確なことは言えませんが、1羽はオオワシの若鳥のよ…

オジロワシの母親が我が子を食べるラトビアの飢饉

ラトビアのオジロワシが我が子を食べる場面は、あまりに悲惨なので映さないのかと思いましたが、その映像が既にアップされていました。 母親は、継父に我が子を取られないようにしっかりキープし、雄に巣から出るように要求します。 横取りされない状態で食…

ラトビアのオジロワシの雛が餓死し母鳥が食べる

ラトビアのオジロワシの巣で、やはり悲劇が起こりました。 母鳥が2羽の雛を残して巣を離れ、その間に、雛は空腹と寒さのため2羽とも死んでしまったのです。 巣に戻った母鳥は、死んだ雛の産毛をむしり、食べる準備を整えます。 この動画にはありませんが、説…

オジロワシの継父が雛の貯食を盗む

しばらく、ラトビアのオジロワシの報告が途切れていました。 その間に、雛が1羽増えて2羽となっています。 残るもう1個の卵の中からも、私には聞こえませんが、孵化する前の雛の声が聞こえるというので、雛は近いうちに3羽となるでしょう。 ここで得られた重…

幼鳥と若鳥の定義

今日、図書館で野鳥の雑誌を読み、「幼鳥」と「若鳥」の定義について、私には承服しかねる記事と出会いました。 人の生死にかかわる法律や科学技術に関連した用語、または、お金にかかわる商取引や経済に関連した用語の定義では、きわめて高い厳密性が要求さ…

つがいチュウヒのスカイダンスと優雅な疑似攻撃

4月24日午前。 温暖微風ながら薄い雲に全天を被われた石狩川上空で、つがいのチュウヒ(ハリアー)が、夫婦の絆を深めるスカイダンスと優雅な疑似攻撃を見せてくれました。 狩りで獲った獲物しか食べない、きわめて精悍な猛禽類とは思えない、可愛い声で鳴き…

石狩川流域に15組しかいないチュウヒのつがいを確認

昨日、風は冷たく強かったものの快晴の石狩川で、全国に136組しかいない、そして、石狩川流域には15組しかいないチュウヒのつがいを確認しました。 カラスが芦原の上を飛んだとき、聞き覚えのある、ピュウ、ピュウという、甘く可愛い鳴き声が聞こえ、チュウ…

コロナワクチン接種が感染を拡大している?

大阪や東京での、今回の感染拡大が、コロナワクチンンの接種が原因ではないかというネットの記事をみて、馬鹿馬鹿しいと思いましたが、ネットで検索してビックリ。 何と、同じような内容のニューヨークタイムズの記事を、2020年の12月16日に東洋経済が取り上…

継父が最初に運んだ雛の餌が何とこれ?

孵化後まる1日、何も食べていない雛に、継父がとうとう食べ物を運んできました。 黄色いリボンのようなものを見たとき、これが食べ物とは思いませんでした。 それを継父から受け取った母親は、肉があるかのように、嘴で千切って雛にあたえます。 それは、日…

オジロワシの継父が血のつながらない雛を抱く

世界で初めて、ラトビアのオジロワシの継父が抱卵し、抱卵した卵から、雛がめでたく誕生しました。 今日、継父は、血のつながらない雛を初めて見、そして優しく抱きました。恐らく、雛を見るのも、彼の生涯で初めての経験でしょう。 動画を見ている人が、次…

チュウヒの繁殖つがいは全国で136

絶滅危惧種チュウヒの繁殖つがい数が、2018~20年の3年間調査され、その結果が2020年12月10日に発表されていました。 その数、全国で136つがい。 そのうち北海道が117で、道外は19のみです。 prtimes.jp 北海道で一番多いのはサロベツ原野周辺の58つがい。 …

チャイナ・リスクは日本の常識

チャイナ・リスクに備えるのは、日本企業の常識です。 チャイナ・リスクは、バイデン政権からはじまったものでも、トランプ政権からはじまったものでもありません。 2012年の尖閣列島国有化からでも8年以上経過しています。 チャイナ・リスクに備えて来なか…

灰色の綺麗な大陸型チュウヒと再会

石狩川の堤防で、綺麗な大陸型チュウヒの雄と、1年振りに再会しました。 といっても、昨年、スカイダンスや雌雄間の空中餌渡しを何度も見せてくれたチュウヒと、同じ個体かどうかはわかりません。 同じ個体であれば、今年は、アライグマの近付けない、安全な…

嫌な世の中になってしまったなぁ

子供っぽいいたずらが、白人至上主義者のセクハラとみなされる、そんな時代がきたのでしょうか。 沖縄で合宿が終わって、ベルギー人空手家たちは皆でビーチに繰り出した。トロピカルな異国でビールでも飲んで大人数で盛り上がるにちがいない。 ビーチには2人…

チュウヒが狩りに成功しました

今シーズン初めて、チュウヒが狩りに成功した、映像が撮れました。 今年のチュウヒの活動は、観察場所が違うとはいえ、昨年よりかなり遅れているように感じられます。 今年は雪が多く、石狩川の氷も厚かったのかも知れません。 河川敷の芦原は、広くなぎ倒さ…

日本人の国民性は実は不合理で非科学的

前にも書きましたが、日本人の国民性は、客観的に見る限り、合理的でも科学的でもありません。 日本が、医療先進国で、科学技術が発達していたとしても、国民に理解が無ければ、国産ワクチンは作れません。 例えば、 イギリスでは、何の問題もなく使われてい…

今年も繰り返された防風林の悲劇

「母はきました、今日も来た」と「岸壁の母」を歌いながら、防風林に着きました。 今日は、いつもより早く、朝7時前に家を出ました。 いつ来ても、巣を守るのは雌ばかりで、餌をもって帰る雌の姿も、獲ってきたばかりの魚を給餌する姿も、まだ撮影していない…

オジロワシの給餌を妨害するカラス軍団

4月15日の午後の部です。 オジロワシの巣のある防風林は、農地を風から守るためのものであり、もともとカラスにとって最適の生息環境です。 そんな所に巣を作ったのですから、カラスの集団に巣を攻撃されても、自業自得、仕方ありません。 オジロワシの卵、…

心ならずも巣に魚を運んだオジロワシの雄

今日は、午前11時から約束があったので、9時過ぎに家を出ました。 防風林に着くと、巣を守っていたのは、残念ながら雌でした。 雌親の雛への給餌を待っていると、雄が戻ってきました。よく見ると2羽います。 雄は、何と、今日も魚を獲ってきました。しかも、…

オジロワシの継父がついに抱卵❕

下の動画の最後は、もう抱卵といっていいでしょう。 バルト三国のラトビアで、世界で初めて、オジロワシの継父による抱卵が確認されました。大発見です。 この卵が孵化すれば、継父は雛を守り、ことによると餌を運ぶかもしれません。 この巣の最初の卵は3月1…

巣の下の畑で魚を食べるオジロワシの雄

防風林の巣を見に行くとき、私は、雄が巣にいることを願います。 なぜなら、雌が巣に戻るときは、餌の魚をもち帰るが、雄が戻るときは、手ぶらだからです。 午後1時過ぎ、防風林に着くと、ちょうどオジロワシが飛び去る所でした。飛び去ったのが雌であってく…

防風林のオジロワシに雛が誕生

午前10時、雨もよいの曇天で、風も強く、あいにくの天候でしたが、ことによると孵化しているかも、という予感がして、防風林に来ました。 雌が抱卵していましたが、すぐに雄が食餌から戻ってきます。 風が強いので、車のドアにカメラをセットできず、手持ち…

防風林の巣で雛が孵化?

今日の気温は5月並みに上がったものの、風が強く、撮影条件としてはイマイチでした。 防風林の東側から防風林越しに撮影を始めると、雌が、しきりに体の下を気にしています。 これは、ことによると、雛が誕生したかもしれません。 体の位置が、雛を抱くよう…

抱卵35日目のオジロワシと居場所のないチュウヒ

今日は、快晴、微風。絶好の撮影日和でしたが……。 抱卵35日目の防風林の巣に変化はありません。 雛の孵化は、明日以降のようです。 石狩河口のチュウヒは、ペアを組んだか、巣の場所を決めたか、不明です。 したがって、スカイダンスも、雄から雌への餌渡し…

世界が注目、オジロワシの継父が抱卵する?

雄が失踪(恐らく死んだ)したラトビアのオジロワシの巣で、今も、雌単独の抱卵が継続しています。 この状態となったのは3月27日からで、それ以降、雌はほとんど不眠不休の状態で抱卵し、侵入者と戦っています。 ただし、餌を食べるためか、5時間以上、巣を…

春霞に揺れる白鳥、チュウヒ、オジロワシ

札幌周辺でも「春霞たつを見捨てて行く雁は花なき里に住みやならへる」もうすぐ桜が咲くのに……という伊勢の歌が似合う季節となりました。 田の雪が完全に消え、固く乾燥すると、白鳥は、田で採餌ができなくなり、繁殖地のシベリアに渡るようです。 この季節…

国鉄の分割民営化が日本の経済成長をとめた

逆説的ですが、平成の30年間、日本の経済成長が完全にとまった最大の原因は、国鉄が分割民営化されたためである、と私は考えます。 1987年、国鉄は、なぜ分割民営化されたのでしょうか? それは、 1.毎年の春闘でストライキを行い、国民に甚大な迷惑をかけ…

順調にひと月経過したオジロワシの抱卵

防風林で3月7日にスタートしたオジロワシの抱卵が、一月経過しました。 今シーズンは、GFによる邪魔もなく、とても順調に見えます。 www.youtube.com あと1週間ほどで孵化するでしょう。 防風林での子育てが、この雌にとって5年目か6年目となるのか、正確に…

石狩川はワシからチュウヒに主役交代

石狩川の芦原から雪と氷が消えると、観察の主役が、ワシからチュウヒに交代します。といっても、私の個人的な都合ですが。 3月末には、まだ戻っていなかったチュウヒと、昨年より1週間遅れで、今日、今シーズンの初対面をしました。 まだ、巣の場所が決まっ…

空腹の雛に給餌しない異常な母ワシ

Decorah北巣の最新情報です。 1日前までの動画を見ると、巣に餌はなく、雛も母親も空腹にあえいでいるように見えました。 けさ配信された2本の動画では、雄が跳ね回る元気な魚を含めて、3匹の魚を巣に運んでいます。 しかし、母鳥は、雄から魚は受け取るもの…