母鳥が2羽の雛を残して巣を離れ、その間に、雛は空腹と寒さのため2羽とも死んでしまったのです。
巣に戻った母鳥は、死んだ雛の産毛をむしり、食べる準備を整えます。
この動画にはありませんが、説明文から、食べられたのは間違いないようです。
今朝の記事から半日後に起こった悲劇です。
すべては、厳しい餌不足が原因です。
ラトビアの巣は、今シーズン、極めて珍しい映像をたくさん見せてくれました。
1.抱卵中の雄親の失踪。
2.抱卵中の雌親の奮闘。5時間以上巣を空けても、卵は死なない。
3.若い雄が継父候補となる過程。
4.継父が抱卵し、雛に餌を運ぶ。これは世界初の発見でしょう。
5.空腹に耐えかねて、継父と母鳥が貯食を食べる。
6.雛の餓死。
7.餓死した雛を母鳥が食べる飢餓の惨状。
継父が抱卵し、雛に餌を運ぶ映像は、昨年この巣で撮られた、長兄による末子の間引きの映像とともに、巣に設置されたカメラでなければ記録できない、きわめて貴重な映像だと思います。