その間に、雛が1羽増えて2羽となっています。
残るもう1個の卵の中からも、私には聞こえませんが、孵化する前の雛の声が聞こえるというので、雛は近いうちに3羽となるでしょう。
ここで得られた重要な知見。
1.ワシの卵はきわめて寒さに強く、5時間以上(数回?)、寒空に放置されても死ぬことはない。
2.幸運なことに、ラトビアのこの巣の周辺には、卵や雛を襲うカラスがいない。
しかし、幸運はここまで。
餌の不足と雛への給餌が不十分で、雛の成長がストップしているように見えます。
余りの餌不足のため、この動画では、空腹に耐えかねた継父が、雛の貯食を食べ、怒った雌が駆けつけると、残りを盗んで飛び去ろうとします。
この餌は、継父が2日前に運んできたカラス (Hooded Crow;ズキンカラス) です。
盗まれてはならじと、雌が貯食を取り返そうとするばかりでなく、雌さえも、空腹を我慢しきれず、残っていた貯食を食べてしまいます。
雌が食べた魚を見て、さらに驚きました。何と、数日前に運んだ時点で、すでに日干しのように見えた、恐らく、冬のあいだ凍結していた死魚です。
あの魚、まだ給餌されずに、残っていたのかぁ、という驚きです。
この先、雛と継父がどうなるか、目が離せません。