石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

防風林でオジロワシの孵化と給餌行動を確認

久し振りに朝から快晴となった4月25日、抱卵38日目。防風林でオジロワシの孵化と最初の給餌行動を確認しました。

https://www.youtube.com/watch?v=ioOwLF3fRZc

朝食前に家を出て、防風林に着いたのは7時前。

巣では何か始まっています。雛への給餌かと思い、慌てて撮影しますが、そうではなかったようです。

しかし、雛の孵化は間違いなく始まっています。

雌親の行動が極めて慎重で、抱卵姿勢でも、しきりに胸元を気にしています。

雄親も落ちつきがありません。余計なことをして、雌に迷惑がられています。

雛への給餌は、今日の午後になるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=M6lmzo4qgOg

4月25日、午後4時30分、防風林でオジロワシの最初の給餌行動を確認しました。

午後の観察は、2時過ぎにスタートしました。

せっかちな観察者の眼から見ると、孵化した雛は餌を求めており、早く給餌したい雌親は、魚を持ち帰る雄を、今や遅しと待っているように見えます。

しかし、雄はなかなか戻りません。

コウライキジとツグミが畑で採餌し、防風林ではクロツグミが鳴いています。

雄ワシが戻るのは、カラスがねぐらへと向かう5時過ぎだろうと、やや油断したすきに、何と、立ち上がった雌が、魚を食べているではありませんか。

しかも、食べ方が違います。唾液を混ぜて雛に与える、初期の給餌に間違いありません。

貯食は残されていました。雄の帰りを待つ必要はなかったのです。

この時、雄が飛来し、30m離れた木にとまりました。魚を掴んでいなかったため、巣に入れなかったのです。