石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

久し振りに大型魚を巣に持ち帰った雌

午後3時に防風林に着いたとき、雌のオジロワシは巣から北に60メートル離れた木に止まっていました。巣は、ヤチダモの複葉に8割がた被われ、雛の姿も見えません。雛を確認するには、皮肉にも、強い風とカラスの力を借りなければならないようです。

20分後、雄が狩りから戻って巣に入り、代わって、雌が狩りに飛び立ちました。

1時間後の4時20分、雌が直接巣に入りました。吉報です。雌が直接巣に戻るのは、魚が獲れた証拠だからです。

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雄は巣をはなれますが、巣のある木の太い枝にとどまります。雄が近くにいる間、雌は魚をしっかり握り、雛への給餌も始めません。

5分後、雛が立ち上がって、魚の頭をつつきます。雛がこれだけ待てたのは、今日、すでに何か食べているのかも知れません。

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葉の下から奇跡的に見えた魚は、両足つかみの大物です。雌が右足を魚の頭部からはずすと、雛は魚の頭を引っ張ります。早く食べたいようです。雌は、左足で魚の胴体をしっかり握り、雛に給餌を始めました。

今日は雨のため葉が重く、風も弱かったので、巣の中を覗くのは至難の業でした。この先、見やすい映像を撮るには、幸運に頼るしかなさそうです。