石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

6月6日の謎が解明

6月6日の「ピチピチはねる魚を持ち帰った雌のオジロワシ」という記事の冒頭で、私は、以下のような、未解明の謎を提示しました。

午後1時40分、快晴弱風の防風林に着きました。上空を、オジロワシが旋回し、カメラをセットする前に、巣のすぐ近くに降りました。

1.カメラをセットした時、雄は、巣に近い枝で羽繕いをしていました。

2.5分後、雌が魚をもって巣に戻り、10分間、雛に給餌しました。

上記の1と2は映像で確認した事実ですが、上空を旋回していたのが雄か雌か、いまだに謎です。どちらにしても、今までの経験では説明できないからです。

今朝、上記の 2.5分後、雌が魚をもって巣に戻り、10分間、雛に給餌しました。 と記した動画を見直し、この時、雌は、鮮魚ではなく、巣にあった貯食を給餌していたことを確認したのです。その結果、上空を飛んでいたのは雌である、という結論に到達しました。

過去の観察と矛盾しない解釈は、以下の通りです。

私が防風林に着くまで、巣は雄が守っていたが、私と同時に雌が狩りから戻り、上空を旋回したので、雄は巣から離れます。しかし、雌は手ぶらで戻ったので、巣に直行せず、5分後、ようやく巣に入ります。雄は狩りに飛び立ち、雌は貯食を雛に給餌します。

上空を旋回していたのが餌を持ち帰った雌の場合、巣に直行しなかった理由が謎でした。また、雄だとすると、雌雄が同時に巣をはなれ、狩りに出ていたことになり、ありえない状況です。また、狩りから戻った雄が、連続して狩りに出たこともありません。

念のため、雌がピチピチはねる魚を持ち帰ったのは、2度目の狩りから戻った、午後4時45分のことです。