今日は、午前11時から約束があったので、9時過ぎに家を出ました。
防風林に着くと、巣を守っていたのは、残念ながら雌でした。
雌親の雛への給餌を待っていると、雄が戻ってきました。よく見ると2羽います。
雄は、何と、今日も魚を獲ってきました。しかも、大物です。
この魚を狙って、若ワシが追ってきたのです。
雄は、木の枝にとまって、10羽以上のカラスに囲まれつつ、大きな魚を食べています。
もちろん、誰に与えるつもりもなく、いつものように、独り占めする考えです。
先程のワシを探したところ、少し離れた高い木の梢(こずえ)にとまっいました。
この若ワシが、突然飛び立って、巣に接近しました。
雌が叫び、その声を聴いて、雄が慌てて巣に入ります。
その際、図らずも、そして、心ならずも、雄は、初めて、魚を掴んで、巣に入ったのです。
残念ながら、雄の足元の魚はよく見えませんが、カラスの動きから、雄が魚を掴んでいることは間違いありません。
時計が10時を回り、約束の時間が近付いて来ました。
雄がこの先どのような行動をとるか、とても気になり、うしろ髪をひかれます。
雄が魚を雌に渡すことを期待しながら、防風林を離れました。