石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ミサゴ顔負けのダイブで獲ったカニをプレゼントする雄カゴメ

快晴で波穏やかな石狩浜。暖かい南東風を受けて、先日の「シーサイド・バウンド」ではなく、「思い出の渚」を歌いながら、ミサゴの狩場まで15分歩きました。雪の残る手稲の山並みは、くっきり見えますが、対岸の留萌の山並みは、ぼんやり霞んでいます。

 狩場の波打ち際で、ほぼ1年振りに、「石狩の野鳥たち」を主宰されている野鳥観察の大先輩にお目にかかりました。2時間も前から来ているが、ミサゴはまだ姿を見せていないとのことで、期待が高まります。私は、海から離れた、いつもの砂丘の上にカメラをセットしました。

 30分後、期待通り、小樽方面から2羽のミサゴが現れました。しかし、カラスやトビといっしょに狩場の上空を旋回しただけで、石狩方面に消えました。大先輩の情報では、15分後、ミサゴは屯田の池に現れ、オレンジ色のヒブナをゲットしたそうです。

 さらに1時間半後、今度はその屯田方面から1羽のミサゴが現れました。しかし、上空高く旋回するだけで、やはり石狩方面に飛び去りました。このとき、波打ち際のミサゴ観察者は3人に増えていました。

 ミサゴは、なかなか姿を見せませんが、現れると、ダイブして魚を獲るか、そのまま飛び去るか、二者択一で、勝負は短時間で決します。ジッとして動かず、いつ狩りが始まるか見当もつかないオジロワシとは、趣が異なります。

 今日は、残念ながら、ミサゴの狩りは見られませんでしたが、カゴメが、ミサゴ顔負けの素晴らしいダイブを見せてくれました。つがいの形成期らしく、雄カゴメは、雌にプレゼントするため、餌獲りに励んでいました。餌に駆け寄る雌カゴメの様子も、とても可愛いです。

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