久しぶりに、雪の石狩川に、オジロワシの様子を見に出かけました。雪のない季節には入れた場所に、車ではもう近づけません。冬の行動範囲は限られます。
結局、河口まで走り、ようやくオジロワシと出会いました。最初は当別側から砂丘を臨み、深い雪の中に座り込んでいるように見えるオジロワシを発見。次に、堤防の右手に広がる林にもう1羽。どちらも狩りをする気配はまったくありません。
河口橋を渡って石狩市側から見ると、氷の上に3羽目のオジロワシがいます。このワシはすぐに飛び立ちますが、車内からの撮影で、後を追えません。幸い、すぐ近くの流木に止まりました。そこには別のワシがもう1羽。
ツーショットで撮ろうと、桟橋にいる釣り人の方に近づくと、先ほど飛んだワシがまた飛び立って、河口方面に飛び去りました。
4羽のオジロワシには、狩りをする気配が微塵も感じられませんでした。しかし、帰り道、漁船の着く桟橋の近くに、誰が置いたか、10匹ほどの凍った魚を発見しました。
眼のいいワシです。既にこの魚に気づいていて、夕方、人が去ったあと、集まって食べることでしょう。
このような幸運が、河口域のオジロワシには、結構あるのかもしれません。