石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ヤマボウシの花芽

ヤマボウシ(山法師)の花はまだ小さく緑色ですが、少しずつ目立つようになってきました。これから7月まで、ひと月楽しめます。

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この冬から春まで、私は奇妙な心配をしていました。

昨年の秋にできたヤマボウシの芽は、99%花芽でした。こんなことは、かつて無かったことです。花芽の割合は、これまで最高でも30%程度でした。

ヤマボウシの木は、白い花ばかりになり、葉が無いために栄養失調になるのではないか、という心配です。

しかし、それは杞憂でした。ご覧のように、葉はたっぷりあります。この葉は何処から来たのでしょうか。

実は、もっと早い時期に、私は花芽の開く様子をチェックしていました。

案ずるより産むがやすし。花芽には、花の他に、2枚の葉を付けた葉柄が2本含まれていて、花芽が開くと、花よりも先に、4枚の葉が成長する仕組みになっていたのです。

99%が花芽という幸運が、余計な心配をまねき、花芽の構造を知るきっかけとなった、というお話です。