地球の温暖化を即座に、しかも極めてリーズナブルに防止する方法が提案されています。
それは誰でも知っている、極めて簡単な技術でした。
その技術とは、成層圏エアロゾル注入(SAI)と呼ばれるものです。
図のように飛行機などを使って成層圏にエアロゾル(硫酸塩などの微粒子)を散布し、雲をつくって太陽光を遮断するものだ。
エアロゾルで地表の気温が下がる効果は、火山の噴火で実証されている。1991年のピナツボ山の噴火では、地球の平均気温が約 0.5℃下がった。
IPCCも特別報告書で、確実に1.5℃上昇に抑制できると認めている。理論的には、SAIで20年以内に工業化以前の水準まで地球の平均気温を下げることができる。
これによってできる雲は上空約20kmの成層圏に滞留するので、地上に大気汚染は出ない。
毎年100兆円もかけて、実現不可能なCO2ゼロを目指すのは、馬鹿馬鹿しいことです。
いまEUで盛り上がっているカーボンニュートラルは、全世界で毎年100兆円以上コストをかけて大気の組成を変えようとする無謀な実験で、
それに比べれば毎年2000億円程度ですむ地球工学の効果は確実で、やり直しがきく。SAIをいつでもできるように準備し、それ以外は化石燃料を燃やして普通に生活すればいいのだ。
日本政府は11月のCOP26で「最悪の事態に備えるオプション」として気候工学の実験を提案してはどうだろうか。
私も大賛成です。