行きつけの図書館で、何年か振りに、新しい朗読CDが入荷しました。
浅田次郎のCDは、以前「月島慕情」と一葉の「にごりえ」に相通じるものがあると書いたこともあり、図書館にあるものはひと通り聴いています。
今回入荷した中から、題名は感心しませんでしたが、「プリズンホテル」を借りました。聴いてビックリ、まるで劇画の台本のような、奇想天外、なんでもありの娯楽小説です。既に映画か劇画になっているかも知れません。
絵を描く手間が無い分、小説は、劇画より簡易でエネルギー効率の良い娯楽、と奇妙な認識をえました。