石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

次の時代は小泉進次郎と河野太郎

Nature or Nutureといフレーズが、英語にもあることを知って驚いたのは、かなり前のことです。日本語に直すと、氏か育ちか、となります。日本は、圧倒的に氏の国です。

氏か育ちか、というフレーズを分かりやすく言うと、遺伝子か教育か、となります。競馬場で馬券を買う人も、歌舞伎座で芝居を見る人も、選挙区で後継者を選ぶ人も、多くの日本人は血統を重視し、八幡太郎義家の血筋を選びます。

太閤秀吉や田中角栄は、何百年に一度の奇跡であり、だからこそ喝采を浴びるのです。庶民は無謀な冒険を恐れます。また、一般人は、歌舞伎の世界を知らない以上に、政治の世界を知りません。政治家や役者の資質と呼ばれるものには、歌舞伎役者が、お祖父さんである、先先代の団十郎菊五郎の所作や生き方を見て、学ぶところが大きいということです。遺伝子プラス家の伝統的環境ですね。

団十郎菊五郎も、毎世代、アッと言わせる新機軸が求められます。しかし、根拠のない自信と優雅さは、名門の御曹司だけに許される美徳です。そういう美徳は、一代や二代で築けるものではありません。

この先、野党から、無名の秀吉や角栄が生まれる可能性は否定できませんが、一般庶民である私は、血塗られた革命よりも美しい安定を求めます。