石平氏が産経新聞のコラムに、「習主席『自己否定』の怪」と題する記事を書いています。それによると、
16日付の人民日報は1面トップで、習近平国家主席のある「重要講話」の概要を掲載した
というのです。この講話は5年前に行われたもので、その内容は、
講話の中で習主席は「国家指導層の秩序正しい交代」の重要性を強調した上で、「長期間の努力を通じて、われわれは事実上の指導幹部の職務終身制を廃止し、指導幹部の任期制を導入した」
と、終身皇帝制から5年2期の任期皇帝制への移行を高く評価したものだそうです。
終身皇帝の地位を確実にしたかに見えた習近平も、米中貿易戦争でボロボロとなり、先が見えてきたのかもしれません。