これは、2カ月ほど前、テレビの通信販売をぼんやり見ていて、突然ひらめいたアイデアです。
宣伝していたのは、口臭を抑制するため、口腔内の細菌叢を悪臭の少ない乳酸菌に入れ替えようという、生物学的には極めてまっとうな発想に基づいた製品で、もしそれが可能ならイグノーベル賞は確実だろうと思いました。同様の発想は、私の頭の中にも、かなり前からあったものです。
今回ひらめいたアイデアは、それを私の生活スタイルに合わせて、ほんの少し改良しただけです。私は、乾電池で動く、安い電動歯ブラシを使い、やや時間をかけて、歯を縦にみがいています。ここから自己流アバンビーズの出番です。
歯をみがいた後、牛乳に継ぎ足し、継ぎ足して作っている自家製のヨーグルトを冷蔵庫から出し、小皿に用意します。もちろん、ヨーグルトは乳酸菌のかたまりです。電動ではない、やわらかめの、普通の歯ブラシに、このヨーグルトをたっぷりとからみ取り、舌と歯、そして歯茎をやさしくみがきます。マッサージする程度で十分です。
これを朝食後、昼、就寝前の3回、実施します。もちろん、自己流アバンビーズの後、口は決してすすぎません。ヨーグルトで舌が白くなった状態をできるだけ長くキープすることが、重要なポイントだからです。
アバンビーズは、一銭にもならない、これに近い実践を、わかもとの社員がお金になる錠剤に改良したものでしょう。
