「おしん」の再放送に続いて、「はね駒(こんま)」の再放送にも、はまりました。これも見るのは初めてです。1986年の放送当時、30歳代では、朝ドラを見る余裕はありません。
斉藤由貴、渡辺謙、ガッツ石松、樹木希林、沢田研二などがいい演技をしています。
演出は、東京ものにもかかわらず、ほとんど吉本新喜劇の悪乗りです。これでもか、これでもか、というほど追い込み、いやというほど引っ張ります。
女学校の入試の前夜、受験する少女に寝酒を飲ませ、二日酔いにしたうえ、深夜、叔父の女友達が酔って現れ、大立ち回り、叔父もやけ酒で泥酔し、朝食なし、弁当なしで受験に臨みます。ありえない状況です。
試験の結果は、小学校の卒業式が終わっても届かず、親に勘当されている少女は、行方知れずの兄を頼って横浜へ行くしかありません。
どんでん返しまで、どれだけ引っ張るつもりなんだぁー、と叫びつつ、楽しんで見ています。