石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

「季節のない街」

石狩図書館で借りた「季節のない街」を聴いています。

「季節のない街」という題名の雰囲気と、山本という著者名から、CDを2枚聞いた後も、山本一力の作品と思い込んでいました。そして、CDケースに山本周五郎という名前を発見した時も、なるほど、と合点するより、嘘だろう、という違和感を覚えたものです。

その前に聴いた「日本婦道紀」とは、題材、作風とも、あまりに違っていたからです。

今朝、いつも行きつけの場所で沈思黙考している時、一瞬ひらめき、50年間の疑問がストンと腑に落ちるのを感じました。

泉谷しげるの唯一のヒット曲、「季節のない街に生まれ……」は、これだったのかと。

これまでの50年間、「季節のない街に生まれ」とは、意味不明の、気取った歌詞、と軽侮してきました。こんなに深い意味があったとは。

ネットで検索すると、苦労人の山本周五郎にとって、「季節のない街」は「日本婦道紀」や「樅木は残った」より、ずっと身近な題材だったようです。