なぜ竜馬は、東京大学で学ぶためではなく、剣道の修行のため上京したのでしょう。学生時代から、私はずっと、その理由を考えていました。
一、竜馬は武士だったこと。
一、江戸の千葉道場は、全国から俊才の集まる、まさに東京大学だったこと。
一、武士の修行とは、武道の修練によって胆力を鍛え、四書五経の故事成句を縦横に使いこなし、もって、諸国の俊才と国政を論ずること。
武士は、いつの時代も、いざとなったら、剣の戦いには負けないという自信の上に、政治的器量を養成しました。
現代社会で、竜馬の剣道に代わるものは何だろう。英会話だろうか、などと学生時代、よく考えたものです。
庭で、木剣ならぬゴルフクラブを振りながら、重いゴルフクラブの感触から、武士の木剣修行に思いが至った次第です。
ゴルフ修行は、現代の剣道修行たりうるか?