少なくとも、樋口一葉の「たけくらべ」や永井荷風の「墨東奇譚」に描かれている伝統的な公娼は年季奉公で、契約通り働いて借金を返せば自由の身になりました。
アメリカ開拓の初期、イギリスから渡ってきた白人開拓者の多くも、渡航費用をまかなうために借金をした年季奉公人で、自由民ではなかったといいます。
さらに驚いたことに、アメリカ開拓の初期には奴隷制度がなく、黒人も年季奉公人だったというのです。アメリカの奴隷制度は、経済的な理由で、後になって導入された時代錯誤的な制度です。そのような経緯から、黒人=奴隷という単純な図式は、奴隷制度ができた後も成立せず、奴隷の他に、年季奉公人や自由民もいたのです。
と、いくら説明しても、韓国人には、性を売る年季奉公人と性奴隷の区別はできません。もともと約束や契約を守る習慣が無いからかもしれません。
